フィッツジェラルドからピンチョンまで映画原作派のためのアダプテーション入門

フィギュール彩 97
映画原作派のためのアダプテーション入門 フィッツジェラルドからピンチョンまで

波戸岡 景太 著
四六判 / 213ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7099-7 C0374
奥付の初版発行年月:2017年10月 / 書店発売日:2017年10月12日
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内容紹介

小説が映画になるってどういうこと?
『華麗なるギャツビー』から『インヒアレント・ヴァイス』まで、
近現代アメリカの文学と映画を中心に、トマス・ピンチョンの専門家が
わかりやすく解説!

Q.好きな小説が映画化されると聞き、
 顔をしかめたことがある→YES/NO
Q.映画化作品を観ながら、
 その場で原作を確認したくなったことがある→YES/NO
Q.映画を観終えて、
「やっぱり原作が良い」と思ったことがある→YES/NO

一つでもYESに当てはまったら、本書を手に取って欲しい。
小説を映画化するには、どのような手法があるのか。
映画化の成功とは何なのか。
映画人たちの試行錯誤、映画化に至るまでの構造、
文学と映画の関係性が楽しく学べる、「アダプテーション」論の入門書。

★板書を見ながら講義を受けているような、チャート17点!
★アダプテーション論をさらに学びたい人のために……リーディング・リスト付き
★小説と映画はこんなにちがう!……スクリプトと小説のシーン比較付き

著者プロフィール

波戸岡 景太(ハトオカ ケイタ)

はとおか・けいた
明治大学准教授。
千葉大学卒、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。
博士(文学)。ネヴァダ大学リノ校の客員研究員を経て現職。
主著に、
『ラノベのなかの現代日本』(講談社現代新書、2013年)、
文学評論『ロケットの正午を待っている』(港の人、2016年)。
『ピンチョンの動物園』(水声社、2011年)、
『コンテンツ批評に未来はあるか』(水声社、2011年)、
『動物とは「誰」か?』(水声社、2012年)、
『アメリカ文学入門』(共著、三修社・2013年)ほか。

目次

序 章 映画化とは原作化のこと

第1章 アダプテーションとトランスレーション
1、文学は映画に勝るのか
2、映画のような原作小説『ファイト・クラブ』
3、『オン・ザ・ロード』は「原作の原作」を追い求める
4、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のラディカルさ

第2章 原作者の反応
1、原作者が「ミスキャスト」と嘆いた『ティファニーで朝食を』
2、原作者とは誰か?
3、オレ(映画に)殺されたよ︱︱ブレット・イーストン・エリスの場合
4、『帝国のベッドルーム』の逆襲

第3章 アダプテーションと進化論
1、脚本家カポーティの失敗
2、「アプロプリエーション」は、単なる「盗用」ではない
3、アダプテーションと進化論
4、映画『アダプテーション』の理論

第4章 インターテクスチュアリティの快楽
1、バズ・ラーマンのアダプテーション
2、『華麗なるギャツビー』と『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
3、ブラックソックス・スキャンダルのインターテクスチュアリティ
4、二人めのジェイの「一〇〇ドル紙幣」

第5章 長すぎる「原作」はどうすればいいのか 
1、映画の時間的制約
2、原作のカメラワーク『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
3、キューブリックの芸術的圧縮 『シャイニング』 
4、映像化不可能な文体に挑む 『インヒアレント・ヴァイス』

第6章 アダプテーションの固有の瑕疵
1、アンダーソンの「圧縮」
2、「悪」を相対化する 
3、ジョアンナ・ニューサムの起用とジャメブ的感覚
4、カプグラ的世界における「生」

終 章 原作が作者不詳となる日まで 

付録1 アダプテーション論リーディング・リスト
付録2 小説と映画のシーン比較

あとがき

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