トウェインとローズヴェルトと《シーザーの亡霊》米比戦争と共和主義の運命

フィギュール彩 86
米比戦争と共和主義の運命 トウェインとローズヴェルトと《シーザーの亡霊》

大井 浩二 著
四六判 / 223ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7089-8 C0322
奥付の初版発行年月:2017年04月 / 書店発売日:2017年04月07日
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内容紹介

シーザー主義(=帝国主義)の亡霊に絶えず晒されてきた
共和国アメリカ……。

1776年に誕生した美徳の共和国アメリカが、その対極に
位置する帝国主義国家に変貌した最大のきっかけが、
1899〜1913年の米比戦争である。

米比戦争の本質に迫るのは、共和国という振り子が
共和主義から帝国主義へと大きく振り切った状態である
現在のアメリカ合衆国そのものを知ることでもある。
本書では、政治家セオドア・ローズヴェルトに代表される
帝国主義者たちと小説家マーク・トウェインに代表される
反帝国主義者たちを両極に配置して、
アメリカ文学研究の大家が、歴史的、文化的な角度から
米比戦争の本質にアプローチする。

著者プロフィール

大井 浩二(オオイ コウジ)

おおい・こうじ
1933年高知県生まれ。大阪外国語大学卒業、
東京都立大学大学院修士課程修了。関西学院大学名誉教授。
主要著訳書に『アメリカ自然主義文学論』(研究社出版)、
『ナサニエル・ホーソン論』(南雲堂)、
『アメリカの神話と現実』(研究社選書)、
『フロンティアのゆくえ』(開文社叢書)、
『金メッキ時代・再訪』(開文社叢書)、
『美徳の共和国』(開文社叢書)、
『ホワイト・シティの幻影』(研究社出版)、
『手紙のなかのアメリカ』(英宝社)、
『センチメンタル・アメリカ』(関西学院大学出版会)、
『エロティック・アメリカ』(英宝社)、
『内と外からのアメリカ』(英宝社)、
ベロー「フンボルトの贈り物」(講談社)、
シンクレア「ジャングル」(松柏社)他。

目次

プロローグ――米比戦争とは何だったか

第一章 平和のための膨張――セオドア・ローズヴェルト

第二章 共和国アメリカのゆくえ――反帝国主義連盟の論客たち

第三章 国民的作家の変身――マーク・トウェイン

第四章 星条旗はためく下で――聖戦意識と残虐行為

第五章 愛国者たちと反逆者たち――反帝国主義小説を読む

第六章 異文化との遭遇――日記と手紙のなかの侵略者たち

エピローグ――セントルイス万博とフィリピン・リザベーション

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