草庵・茶室・赤ちょうちん〈狭さ〉の美学

フィギュール彩 87
〈狭さ〉の美学 草庵・茶室・赤ちょうちん

近藤 祐 著
四六判 / 219ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7088-1 C0321
奥付の初版発行年月:2017年04月 / 書店発売日:2017年04月14日
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内容紹介

日本文化における〈狭さ〉の価値とその魅力。

〈狭さ〉とはただのデメリットなのだろうか?
けれども日本文化史上には、鴨長明『方丈記』、
千利休の茶室、池大雅・与謝蕪村の『十便十宜図』等、
さまざまな〈狭さ〉の美学が存在する。
また商店街などにある酒場の赤ちょうちんの
〈狭さ〉には社会通念や物質信仰を超えた「自由」が
宿っているのではないか。
都市空間において排他的・敵対的な〈広さ〉に
囚われ自閉する私たちに、
〈狭さ〉はいかなるアンチテーゼとなりうるのか。
前著『生きられる都市を求めて』に続き、
「都市」に骨がらみの息苦しさを克服し、
人が「生きられる」場所の復権を提言する。

著者プロフィール

近藤 祐(コンドウ ユウ)

こんどう・ゆう
1958年東京生まれ。建築家。慶應義塾大学経済学部卒業。
アパレル企業企画部に勤務後、設計事務所での勤務を経て独立。
現在、建築デザイン事務所を運営している。
著書に『物語としてのアパート』、『洋画家たちの東京』、
『脳病院をめぐる人びと』、『生きられる都市を求めて』
(すべて彩流社刊)。

目次

第1章 隠者たちの草庵

方丈庵 その〈狭さ〉の意味 
「かたち」ではないものとは何か?
『徒然草』の倫理
芭蕉は何故さまようのか?

第2章 茶室という小宇宙

一休禅師 珠光 紹鷗 利休
〈狭さ〉と無限
「只麼(しも)」なる美

第3章 南画 または絵のなかに棲むということ

中国山水画史の憂鬱
南画に見る「私たち」

第4章 どうすれば良いのか

現代都市における〈狭さ〉
赤ちょちんの永遠 
〈狭さ〉という生き方

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