体感する戦争文学

フィギュール彩 69
体感する戦争文学

新藤 謙 著
四六判 / 208ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7073-7 C0395
奥付の初版発行年月:2016年08月 / 書店発売日:2016年08月31日
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内容紹介

ただ生存することが生きる目的となるような
異常事態を強制されたら、
他者との関係をどのように築けるか、
どこまで人間でいられるか。

言いたいことを言ったら生きていけない時代、
正しい情報が入ってこない時代、
大義がまかり通っていた時代
―国家や権力を、あなたならどう見抜き、どう行動しただろう。

兄が太平洋戦争時西部ニューギニアで戦死し、自身は戦後、
病床生活を経て最低学歴で働きながら独学で表現活動に
従事した著者(89歳)が、
戦争のディテールを追体験する文学を案内し、
戦時下の心のありようや変化、人間性の哲学を問う。

心に深く突き刺さるような美しく強い文章で
戦争をリアルに想像し、思索する本。

著者プロフィール

新藤 謙(シンドウ ケン)

しんどう・けん
昭和2(1927)年、千葉県生まれ、福島県いわき市在住。
文筆家。高等小学校卒業(15歳)後すぐ働き始め、18歳で敗戦、
5年の病床生活を経て最低学歴にて独学で表現活動にたずさわる。
著書多数。
主著:『サザエさんとその時代』
『美空ひばりとニッポン人 』(ともに晩聲社)、
『石牟礼道子の形成』(深夜叢書社)、
『ぼくは悪人―少年鶴見俊輔』『木下順二の世界』
(ともに東方出版)、
『国家に抗した人びと』(子どもの未来社)、
『保守の思想―昭和史・幻想と現実』(田畑書店)他。

目次

◆戦争と少年
――妹尾河童『少年H』
◆少年たちの心の闇
――学童疎開の文学
◆極限の中の人間
――大岡昇平・尾川正二
◆戦場における兵士の感情
――石川達三『生きている兵隊』
◆軍部告発の文学
――五味川純平・高木俊朗
◆輸送兵(*正式には輜重輸卒)の眼
――水上勉『日本の戦争』
◆芸能人の戦中日記
――徳川夢声と古川ロッパ
◆単独者の思想
――石原吉郎とシベリア抑留
◆キリスト者の抵抗と転向
――イシガオサム『神の平和』
◆今も続く鎖国思想
――鶴見俊輔『昭和期の精神史』と
一貫した転向研究

関連書

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