権力の危険性をめぐって憲法の誕生

フィギュール彩 41
憲法の誕生 権力の危険性をめぐって

近藤 健 著
四六判 / 204ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7046-1 C0322
奥付の初版発行年月:2015年11月 / 書店発売日:2015年11月16日
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内容紹介

アメリカ憲法の成立までの議論から近代憲法の本質を知る!

 解釈改憲によって集団的自衛権行使への道を開いた
安倍政権の行為は,立憲主義を逸脱するものと批判されている。
そして、自民党は党是である憲法改正をやがて日程に
上げようとしている。
 12 年4 月に公表された同党の憲法改正案は、
基本的人権条項など現行憲法に比べると国家主義的要素を
含むものである。

 憲法は「権力を縛る」ものであり、国民の「権利を守る」もの
である。国民を規制するものではない。

 人権と国民主権、国家権力のバランスを如何に取るか
という議論の果てに成立した
アメリカ合衆国憲法の成立過程をつぶさに検証する本書は、
今後の憲法改正論議に大きな示唆を与えるだろう。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

近藤 健(コンドウ ケン)

ジャーナリスト・アメリカ研究者。
1933 年東京生まれ。
1957 年国際基督教大学卒業後、毎日新聞社入社。
66-67 年サイゴン特派員、
72-77 年ワシントン特派員、外信部副部長、部長、
ワシントン支局長、論説委員を歴任。
退社後、1989 年国際基督教大学教授、
1999 年愛知学院大学教授。
2003 年退職。
著書
『アメリカを見る眼』(三修社 海外叢書 1979)、
『もうひとつの日米関係 フルブライト教育交流の四十年』
(ジャパンタイムズ 1992)、『アメリカの内なる文化戦争
なぜブッシュは再選されたか』(日本評論社 2005)、
『反米主義』(講談社現代新書 2008)。

目次

はじめに
1 舞台は整う
2 審議はじまる
3「人口比例代表か 州平等代表か」
──立法権力の構成をめぐって
4「行政長官は一人か 複数か」
──行政権力の構成をめぐって
5 激論──会議ご破算の危機
6 最初の憲法案起草へ
7「権利の宣言がない」
──憲法案採択へ
8 波乱の批准会議
9 未完の権利章典
──奴隷制廃止と「法の平等な保護」
10 結びにかえて
──日本の改憲作業の危うさ
 文献について
 あとがき
付録 アメリカ合衆国憲法

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