シェリーから『屍者の帝国』へフランケンシュタインの精神史

フィギュール彩 36
フランケンシュタインの精神史 シェリーから『屍者の帝国』へ

小野 俊太郎 著
四六判 / 272ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7039-3 C0390
奥付の初版発行年月:2015年08月 / 書店発売日:2015年08月19日
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内容紹介

フランケンシュタインと日本SF の相関をさぐる文化論!

200 年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する
問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」
「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!
小松左京、光瀬龍、荒巻義雄の第一世代、
田中光二、山田正紀の第二世代をへて、
第三世代以降の伊藤計劃や円城塔へどのように繋がっているのか?

※2015 年秋上映予定の映画『フランケンシュタイン』、
そしてアニメーション映画、伊藤計劃・円城塔原作の『屍者の帝国』
の上映にあわせての刊行!

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

小野 俊太郎(オノ シュンタロウ)

おの・しゅんたろう
文芸評論家、1959 年、札幌生まれ。
東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。
文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。
著書に、『ゴジラの精神史』(彩流社)『モスラの精神史』(講談社現代新書)
や『大魔神の精神史』(角川one テーマ21 新書)のほかに、
『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、
『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、
『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、
『フランケンシュタイン・コンプレックス』
『明治百年 もうひとつの1968』(ともに青草書房)、
『『ギャツビー』がグレートな理由』
『本当はエロいシェイクスピア』(ともに彩流社)など多数。
近刊に『『東京物語』と日本人』(松柏社)。

目次

●はじめに
「怪物には、へそがない」・徘徊する怪物・
へそをめぐる議論・この本のねらいと構成

第1部 メアリー・シェリーの遺産
●第1章「生命創造とつぎはぎの身体」・
神の創造とゴシック小説・つぎはぎの身体と準創造
●第2章「魂なき肉体と機械の複製」・
人口統計と数値化の時代・ラッダイト運動と機械嫌悪
●第3章「境界線上の怪物」・
母性という呪い・家なき子と男たちの関係・
製造物責任をどこまで負うか
●第4章「グローバル化のなかの怪物」・
ナショナルの外へと出ていく・怪物の存在証明

第2部 戦後日本におけるフランケンシュタイン
●第5章「怪物からロボットやサイボーグへ」・
フランケンシュタインと視覚表現・フランケンシュタインと鉄腕アトム・
兵器としての鉄人28 号・良心回路と人造人間キカイダー
●第6章「神との闘争をめざして」・フランケンシュタインと戦後日本・
別の歴史と神への道ー小松左京・サイボーグと解脱ー光瀬龍
●第7章「フランケンシュタインと対抗文化」・新しい波と対抗文化・
ヨーロッパとフランケンシュタインー荒巻義雄・
エコロジーと闘争ー田中光二・神を狩る敗者たちー山田正紀
●第8章「怪物たちの共同体」・ポストヒューマンと怪物・
フランケンシュタインと女性性・『屍者の帝国』とテキストの縫合

●おわりに「フランケンシュタインの問題群」

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