「慰安婦問題」という屈辱(仮)

フィギュール彩
「慰安婦問題」という屈辱(仮)

小菅 信子 著
四六判 / 200ページ / 並製
予価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7035-5 C0336
奥付の初版発行年月:2018年08月 / 書店発売日:2018年08月24日
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内容紹介

慰安婦の身体は男性のモノであった。
慰安婦との性交は、
男性たちによって、軍隊の通過儀礼として、武勇伝として、
ノスタルジーの対象として語られてきたのではないか。

「問題」は慰安婦にあるのではない。
にもかかわらず、「問題」化されることによって、
身体を蹂躙された慰安婦に責任があるかのような印象を与え、
「問題」の原因が彼女らにあるかのような
錯覚と欲望に囚われている人びとがいる。

「慰安婦問題」として語られることによって生じてきた彼女らへの
侮蔑や美化、「問題」の始まりから現在に至るまでの経緯を、
女性で初めて石橋湛山賞を受賞した学者が
独自の視点と聞き取り、テクストのユニークな分析、
女性研究者としての30年余の体験を通してあらわにする。

著者プロフィール

小菅 信子(コスゲ ノブコ)

こすげ・のぶこ
1960年東京都生まれ。山梨学院大学法学部政治行政学科教授。
専門は近現代史、国際関係論、平和研究。
上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。
ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。
戦争と人道、戦後・植民地支配後の平和構築と和解を巡る問題に取り組む。

主著:『放射能とナショナリズム』(彩流社)、
『戦後和解―日本は〈過去〉から解き放たれるのか』(中公新書、
石橋湛山賞受賞)、『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマー新書)、
『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』(岩波書店)ほか。
共著:『戦争と和解の日英関係史』(法政大学出版局)、
『東京裁判とその後―ある平和家の回想』(中公文庫)、
『歴史和解と泰緬鉄道 英国人捕虜が描いた収容所の真実』(朝日選書)
ほか。
2015年夏迄に、『原典で読む20世紀の平和思想 岩波現代全書』
(編著、岩波書店)、『歴史問題ハンドブック』(共著、岩波書店)を
刊行予定。

目次

はじめに 「慰安婦問題」という侮辱
 問題提起への批判/問題の重要性/提案/解決性
第一章 「慰安婦問題」ではない
 慰安所設置の背景/慰安所での労働/慰安婦の出身地/
慰安所の分布/世界各国の慰安婦制度
第二章 「慰安婦問題」の起源と重要性
 「吉田証言」/国内における「慰安婦問題」論争の欺瞞/
海外における「慰安婦問題」の起源/教育と「慰安婦問題」
歴史の否定はなぜ起きたのか
第三章 保守派の反攻としての「慰安婦問題」
 保守系グループの活動/「新しい歴史教科書をつくる会」登場/
上野千鶴子への反論/オーラル・ヒストリーの政治的問題性/
保守派の広報活動
第四章 「日本の名誉」「国益」と朝日新聞問題
 アメリカでの、中韓ロビーの活動/アメリカ下院決議採択/
慰安婦のメモリアルをめぐって/在外邦人の反発及び活動/
朝日新聞「吉田証言」誤報訂正
おわりに 「慰安婦問題」への提案と解決性について

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