ルポ 精神医療につながれる子どもたち

フィギュール彩 5
ルポ 精神医療につながれる子どもたち

嶋田 和子 著
四六判 / 224ページ / 並製
定価:1,900円 + 税
ISBN978-4-7791-7007-2 C0336
奥付の初版発行年月:2013年11月 / 書店発売日:2013年11月20日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。
 

お知らせ

◎関連記事が掲載されました(掲載情報についてはコチラ

◎紹介されました!(掲載情報についてはコチラ

内容紹介

 いま、多くの十代の子どもたちが、きわめてあいまいで安易な診断(誤診)により、精神医療につなげられ、重篤な薬害が出ている。
「思春期に発症しやすい心の病気を早期に発見・支援し、予防する」という、一見良い目的のためであるかに見える取組みにより、学校現場と精神医療がむすびついている。しかし<精神科の早期介入>には、劇薬である精神薬を、まだ病気を発症していない若者に、予防と称して大量の薬物を投与し続けることの倫理的問題が横たわっている。

 たとえば、境界性人格障害との誤診が出て、劇薬を飲まされ続けたことにより被害を受けた若者の家族のことば――
「本当に地獄のような毎日でした。私の育て方が悪かったのかと悩んだりもしました。先生は、あまり薬を使いたくないけどと言いながら、結局どんどん強い薬、たくさんの薬を使うようになっていって、私は何かおかしい、何かおかしいと。でも目の前の出来事に振り回されるだけで、薬のことなどしっかり調べることもできませんでした」

 どんな時代にもいた「ちょっと変わった不思議な子ども」。誰もがこころの状態が不安定になる思春期。そのとき彼らは、薬によって、大人にとって都合のいい、手間のかからない「良い子」に改変される。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

嶋田 和子(シマダ カズコ)

Kazuko Shimada 1958年生まれ、早稲田大学卒業。
1986~87、国立療養所多磨全生園職員。87~フリーライター。
2009年、知人の子どもが精神医療の被害に遭ったことで、
このテーマとの関わりにふれる。
2010年6月にブログ「精神医療の真実」を立ち上げ体験談を募り、
3年間で100人以上の被害者を取材。ブログを通して関わった人は
300人を超える。現在も日々、体験者の話に耳を傾け、相談にのっている。
主著『私たちが、生きること』(ありのまま舎編、新潮社)
『大きな森の小さな「物語」ハンセン病だった人たちとの十八年』(文芸社)。
『精神医療の現実  処方薬依存からの再生の物語』(萬書房)。

目次

第一章 こんなことが実際に起きている
 不登校から精神科へ―智美さんのケース
 診断の曖昧さ
 不登校と精神医療
 国によって若者への精神科早期介入が進められようとしている
 
第二章 知っていますか? 精神医療の実態
 精神科を受診するとこんな治療を受けることになる
 精神科医の「実力」
 精神医療の特殊性
 
第三章 子どもと精神医療の危ない関係
 子どもへの向精神薬投与の実態
 発達障害という概念
 広汎性発達障害を統合失調症と誤診された渡辺孝一君のケース
 医原病・薬原病
 
第四章 精神科早期介入という暴挙
 そもそも早期介入って何?
 日本の早期介入はたいへんなことになっている
 学校を舞台に行われた早期介入実験

関連書

ページの上部へ▲

タグ: