福島原発事故に見る日米同盟連携の教訓トモダチ作戦の最前線

トモダチ作戦の最前線 福島原発事故に見る日米同盟連携の教訓 OPERATION TOMODACHI

磯部 晃一 著
A5判 / 290ページ / 並製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2603-1 C0031
奥付の初版発行年月:2019年08月 / 書店発売日:2019年08月20日
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内容紹介

大震災と原発事故という未曽有の大災害に自衛隊は
約10万人を動員し、米軍も最大時1万6000人、
艦艇約15隻、航空機140機が参加した。
平常の災害出動とは全く異なる、
いわば“有事”ともいうべき事態に
日米の政府、自衛隊・米軍は如何に対応したかを
証言で克明に綴る。

著者プロフィール

磯部 晃一(イソベ コウイチ)

Koichi Isobe.
いそべ こういち
1958年徳島県生まれ。防衛大学校卒。
陸上自衛官として東北大震災時は、
防衛省統合幕僚監部(統幕)の防衛計画部長の職にあり、
統幕の実状を体験。
退官後、ハーバード大学の上席研究員として在米中に、
関係者にインタビューをして本書を纏める。

目次

はじめに

3月14日のメモ
横須賀米軍基地で放射線を検知
なぜ、福島原発事故を学ばなければならないのか ほか

第一章 福島第一原子力発電所事故と自衛隊の対応

運命の時:2011年3月11日金曜日14時46分
福島原発事故への自衛隊の対応
3月11日:中央特殊武器防護隊(中特防)、福島原発へ
3月12日15時36分:一号機爆発
3月13日:中特防、オフサイトセンターに集結
3月14日11時01分:自衛隊「統合任務部隊─東北」の発足と
          三号機爆発
3月15日:政府・東電の統合本部設置
3月16日:危機は続く
3月17日:大型ヘリ、チヌークによる散水
3月18日以降:米軍統合支援部隊(JSF)編成へ
12月26日:「自行原命第22号」終結命令 ほか

第二章 日米両政府の共同連携

発災直後の米国の状況
日米合同調整会合設立までの経緯
3月11日:日米政治レベルでの最初のコンタクト
3月12日:日米首脳間のコンタクト
3月13日:リアルタイムの情報が欲しい
3月14日:ルース大使と枝野長官
3月15日:菅首相から北澤大臣へ
3月16日:防衛省による日米協議の開催
3月17日:苛立つ米政府
3月18日:相当やばいんじゃないの
3月19日:日米合同調整会合のトリガー
3月21日:総理の一声
3月22日:ホソノ・プロセス
総 括

第三章 自衛隊と米軍の共同連携

三つのキーワード:統合運用、日米共同、政治と軍事
発災からJSF設置まで 「総オペ」ではソマリア海賊対処中
その時、在日米軍司令部では 「トモダチ作戦」名称の由来
発災当時のハワイ太平洋軍司令部
史上初の災害派遣における「統合任務部隊─東北(JTF‐TH)」
ゴー・トゥー・ヨコタ マレン議長からの電話
ヘリ散水の決断は JSF司令部の創設へ
ウィラード太平洋軍司令官訪日の報 JSF発足のインパクト
いびつな関係:統幕とJSF
米軍の人道支援・災害救援活動(HA/DR)
日米共同連携体制の強化 JTF‐505
日米連携のバトルリズム定着 ワーストケースを想定した計画
空母艦上での日米イベント 北澤防衛大臣感謝の言葉
総括

第四章 震災以降の取り組み

第一節 各種事故調査委員会報告書等の教訓と提言
第二節 第二次安倍政権の誕生とその安全保障・危機管理施策

第五章 教訓と今後の提言

第一節 なぜ、日米合同調整会合発足まで11日間もかかったのか
第二節 提言──「トモダチ作戦」をサクセス・ストーリーとして
    終わらせてよいのだろうか
第三節 提言──危機に際して如何に臨めばよいのか

補 章 2011年、岐路に立っていた日本

おわりに

最後は「人」の育成
「人」に恵まれていた防衛省・自衛隊
「人」によって結ばれた日米同盟
真のヒーローは現場を支えた「人」たち

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