市民社会のための理論公共圏(仮)

花田達朗ジャーナリズムコレクション 3
公共圏(仮) 市民社会のための理論

花田 達朗 著
A5判 / 440ページ / 並製
定価:5,000円 + 税
ISBN978-4-7791-2586-7 C0031
奥付の初版発行年月:2019年06月 / 書店発売日:2019年06月19日
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内容紹介

著作集・第3巻刊行!

西ドイツに渡った花田は帰国後、社会哲学者ハーバーマスの
思想の核心を「公共圏」という日本語で紹介した。
その言葉を、市民社会を創り出すための
「闘う言葉」として育てて行くことにしたのである。
そして、ジャーナリストにこう呼びかける。
「あなたたちは公共圏の耕作者である」と。
花田自身の文の抗争を支えた思想の拠点がここにある。

解題:佐藤健二(東京大学大学院人文社会系研究科教授)、
東島誠(立命館大学文学部教授)


花田達朗コレクション
花田達朗の仕事はジャーナリズム研究という一本の柱を通す
ことができる。
公共圏論、空間論、制度論などの研究に貢献した学徒は、
ジャーナリズムの改善を通じた豊かな市民社会の創造を追求した。
花田の筆は、日本のジャーナリストへの共感と連帯、
そして、怒りと絶望を隠さなかった。
同時にそれは、信頼を失う既成メディアと軌を一にするように、
ジャーナリズム研究を痩せ細らせていった
日本の研究者たちへも向いた。
理論と実践を通じ、ジャーナリズムに自己の宿り場を探し続けた
孤高の社会学者の40年にわたる全仕事。

花田達朗ジャーナリズムコレクション
既刊
第2巻 ジャーナリズムの実践
――主体・活動と倫理・教育2(2011~2017年)
第1巻 ジャーナリズムの実践
――主体・活動と倫理・教育1(1994~2010年)

続刊予定
第3巻 公共圏
――市民社会のための理論(本書)

第4巻 ジャーナリズムの空間
――制度研究へのアプローチ

第5巻 ジャーナリズムの環境条件
――メディアとテクノロジー

第6巻 ジャーナリズムと時評
 
第7巻 事典 補遺・索引

著者プロフィール

花田 達朗(ハナダ タツロウ)

はなだ・たつろう
フリーランス社会科学者。
早稲田大学ジャーナリズム研究所前所長、
早稲田大学名誉教授、東京大学名誉教授。
早稲田大学政治経済学部卒業、
ミュンヘン大学大学院博士課程満期退学。
東京大学大学院情報学環教授、学環長を経て、
2006年から早稲田大学教育・総合科学学術院教授、
2007年より早稲田大学ジャーナリズム教育研究所所長、
2015年より同大学ジャーナリズム研究所所長を務めた。
専門は社会学、メディア研究、ジャーナリズム研究。
ジャーナリスト養成教育も行なってきた。
日本外国特派員協会(FCCJ)の
2017年 Freedom of Press Award,Supporter
of the Free Press(報道の自由推進賞・
フリープレスのサポーター部門)受賞。
主著に
『花田達朗ジャーナリズムコレクション第2巻
 ジャーナリズムの実践 
主体・活動と倫理・教育2(2011~2017年)』
(彩流社、2018)、
『花田達朗ジャーナリズムコレクション第1巻
 ジャーナリズムの実践
主体・活動と倫理・教育1 (1994~2010年)』
(彩流社、2018)、
『公共圏という名の社会空間
-公共圏・メディア・市民社会』(木鐸社、1996)、
『メディアと公共圏のポリティクス』
(東京大学出版会、1999)など。
編著に
『カルチュラル・スタディーズとの対話』
(花田達朗、吉見俊哉、コリン・スパークス 編、
新曜社、1999)、
『社会情報学ハンドブック』
(吉見俊哉・花田達朗 編、東京大学出版会、2004)、
『始動! 調査報道ジャーナリズム
  「会社」メディアよ、さようなら
   彩流社ブックレット 4』
(渡辺 周・ワセダクロニクル 共編著、彩流社、2017)、
『市民とつくる調査報道ジャーナリズム
   広島東洋カープ」をめざすニュース組織
   彩流社ブックレット 5』
(渡辺 周・大矢 英代・ワセダクロニクル
共編著、彩流社、2017)、
『探査ジャーナリズムとNGOとの協働
   彩流社ブックレット 6』
(渡辺 周・野中 章弘・金 敬黙・地 紗弥香・
ワセダクロニクル 共編著、彩流社、2017)など。

目次

(抜粋)

第1部 空間概念としての公共圏(1991~93)

空間概念としてのÖffentlichkeit
――ハーバーマスにおける公共圏と
コミュニケーション的合理性(1991)

公的意味空間論ノート(1991)

社会情報学への私の接続様式(1992)

第2部 公共圏概念の脱規範化(1996~98)

公共圏とマスメディアのアムビヴァレンツ
――ハーバーマスにおける非決定論(1996)

欧州統合にみるメディア空間政策と空間矛盾
――欧州公共圏の不在(1998)

第3部 公共圏あそび

関連書

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