英語を教える人に 英語を学ぶ人に母語干渉とうまくつきあおう

母語干渉とうまくつきあおう 英語を教える人に 英語を学ぶ人に

丹羽 牧代 編著, 丹羽 卓 著, 地蔵 繁範 著
A5判 / 239ページ / 並製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2569-0 C0082
奥付の初版発行年月:2019年04月 / 書店発売日:2019年04月09日
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内容紹介

人は母語(多くの日本人にとっては日本語)を手がかりに
して英語を学習しますが、母語は自然過ぎて学習者は
それを自覚できず、母語が英語学習の妨げとなっている
ことに気づきません。これを「母語干渉」と呼びます。

母語干渉を消し去ることは不可能ですが、コミュニケーションに
不都合がない程度に軽減することはできます。そのためには、
母語である日本語の特性を知らなければなりません。

これまで、たいていの場合、学習者の母語である日本語の特性が
考慮されずに英語教育がなされてきました。
それによって起こる障害や回り道をうまく避けるには、
教える側学ぶ側に英語だけでなく日本語に関する自覚的知識が
必要です。
本書では、言語学の知見を踏まえて、
それをわかりやすく説明しました。        (著者より)

著者プロフィール

丹羽 牧代(ニワ マキヨ)

にわ・まきよ
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程
満期退学、文学博士。
南山大学短期大学部教授。
専門分野は、社会言語学・英語学。
著書に、
Synchronic and Diachronic Approaches to the
Study of Language
(共著、英宝社フェニックス、2010年)、
項目執筆:
『現代英文法辞典』(荒木一雄、
安井稔 編、三省堂、1992年)、
『現代英語正誤辞典』(荒木一雄 編、
研究社出版、1996年)、
『英語学用語辞典』(荒木一雄 編、
三省堂、1998年)等がある。

丹羽 卓(ニワ タカシ)

にわ・たかし
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程
満期退学、文学博士。
金城学院大学キリスト教文化研究所教授。
専門分野は、社会言語学、対照言語学、カナダ研究。
著書等に
『フランス語中級文法』(共著、白水社)、
『ケベックを知るための54章』
(共著、明石書店、2009年)。
項目執筆:
『現代英文法辞典』(荒木一雄、
安井稔 編、三省堂、1992年)、
『現代英語正誤辞典』(荒木一雄 編、
研究社出版、1996年)、
『小学館ロベール仏和大辞典』
(小学館、1988年)、
翻訳に
『ケベックの生成と「新世界」』
(ジェラール・ブシャール著、監修、彩流社、2007年)、
『マルチナショナリズム ケベックとカナダ・連邦制・
シティズンシップ』
(アラン=G・ガニョン、ラファエル・イアコヴィーノ著、
 監訳、彩流社、2012年)、
『マルチナショナル連邦制』
(アラン=G・ガニョン著、彩流社、2015年)、
『間文化主義(インターカルチュラリズム)』
(ジェラール・ブシャール著、監訳、彩流社、2017年)
等がある。

地蔵 繁範(ジゾウ シゲノリ)

じぞう・しげのり
京都大学大学院人間・環境学研究科
修士課程修了。
富山県立高校勤務を経て、
現在、京都市立高校英語科教諭。
専門は、外国語教育論。

目次

【第1部】

第1章/英語の音

第2章/単語

第3章/「句」というまとまり

第4章/日本語文を英語センテンスにする

第5章/談話のレベル

【第2部】

序章について

英語教育に関する文部科学省の考え

英語教育と異文化理解

2つの目的の関連

国際共通語である英語

日本で教えるべき英語

標準アメリカ英語とは

母語、第1言語、外国語、第2言語

英語人と日本語人

日本語教育の発想を英語教育に

第2章について

単語の意味のズレ

双数

information は不可算名詞?

be 動詞は他の動詞とどう違う

第3章について

句が組み合わさって樹木のようになっている

前置詞句も位置が大切

第1章について

音声と音韻 「良い発音」とは音韻の枠の中
に収めやすい音声をつくること

ネイティヴスピーカー信仰

英語で英語を教える

日本語で英語を教える

I と「愛」

日本語の長い母音と短い母音

ローマ字とアルファベット

ファ行の誕生?

注意すべき異音

音節言語とモーラ言語

韻律

文字にする難しさ

第4章について

文と節

「主語」という言葉は定義が難しい

関係節の中の「ないもの」の存在

「正しい」文とは何か

繋辞(copula) とは何か

現在完了は現在である

日本語らしさを支える文法体系
英語らしさを支える文法体系

「天才は諦めた」とうなぎ文=中間動詞節

言語類型論と英語という言語の相対化

主観的記述の多い日本語

第5章について

ひとまとまりの文章をいかに英語らしく書くか

高コンテキスト(依存)型・
低コンテキスト(依存)型

異文化間語用論

関連書

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