『プルフロックその他の観察』から『荒地』へ音楽と絵画で読むT.S.エリオット

音楽と絵画で読むT.S.エリオット 『プルフロックその他の観察』から『荒地』へ A Reading of T.S.Eliot's Early Poetry With Special Reference to Music and Pictures

熊谷 治子 著
A5判 / 368ページ / 上製
定価:4,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2527-0 C0098
奥付の初版発行年月:2018年11月 / 書店発売日:2018年11月22日
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内容紹介

ミュージカル『キャッツ』の原作者として有名なT.S.エリオット。

「現代詩の祖」として知られるエリオットの初期詩篇を
音楽と絵画の視点で読み解くことにより、
エリオットの詩作における
ヴィクトリア朝作家やロマン派芸術の影響を見出す!

音楽——代表作『荒地』に見られるワーグナーの影響、
   「不協和音」(感情の起伏)の詩的効果。
    鳥や雷鳴だけではない、生活の「騒音」まで
    取り込んだ詩の世界。


絵画——「ある婦人の肖像」の「肖像」に見られるような
    視覚的な言葉。二十世紀の詩に多く描かれた
   「都会的風景」の反映。

「音景」(音楽+風景)の複合的視点からエリオットを読解する
 画期的研究!

著者プロフィール

熊谷 治子(クマガイ ハルコ)

くまがい・はるこ
Haruko Kumagai.
1973年、生まれ。
仙台白百合女子大学講師。
白百合女子大学博士課程(満期退学)博士(文学)。
共著に『英米文学の地平——
ワーズワスから日系アメリカ人作家まで』
(金星堂、 2012年)など。

目次

主な目次

第一章 「J・アルフレッド・プルフロックの恋歌」における
    「観察」と「恋歌」

  第一節 エピグラフから読む「観察」

  第二節 プルフロックが隠したかったもの

  第三節 「恋歌」をめぐって

第二章 「ある婦人の肖像」における「音楽」と「絵画」

  第一節 「室内楽曲」としての「ある婦人の肖像」

  第二節 美術館としての「ある婦人の肖像」

第三章「前奏曲集」「風の夜の狂詩曲」における
   「視覚」と「聴覚」の役割

  第一節 「前奏曲集」における
      「ライトモチーフ」的技法の萌芽

  第二節 「風の夜の狂詩曲」と映画「ファントマ」

第四章 『荒地』におけるワーグナーの三つの楽劇を
     中心として

  第一節 タロット・カードの絵の役割とその特徴

  第二節 『荒地』とワーグナーの三つの楽劇の
      「声」のポリフォニー

第五章 モダンでクラシカルな「音景」

  第一節 「雷鳴」― 緊張と未解決の「不協和音」

  第二節 「鐘」― 複調性的な「不協和音」

  第三節 「鐘」― 複調性的な「不協和音」

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