アジアで台頭する非営利ニュース組織探査ジャーナリズム/調査報道

探査ジャーナリズム/調査報道 アジアで台頭する非営利ニュース組織

花田 達朗 編著, スティーブン・バトラー 編著, 渡辺 周 編著, 木村 英昭 編著, ワセダクロニクル 編著
A5判 / 288ページ / 並製
定価:2,900円 + 税
ISBN978-4-7791-2497-6 C0036
奥付の初版発行年月:2018年10月 / 書店発売日:2018年10月11日
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内容紹介

日本のメディアは、言論表現の自由が脅威にさらされるなか、
権力監視の役割で機能不全を起こしている。

この現状は、世界から見ても異様である(報道の自由度
ランキングで日本は67位、国境なき記者団、2018年)。

日本でジャーナリストが、
表現の自由とメディアの独立のために闘うには、
どうすればいいのか。

日本のポジティブな実践を確認しつつ、
韓国、台湾、フィリピンなどアジア各国で近年立ち上がった、
社会変革を目指すニュース組織の
先鋭的な新モデルの実践を学ぶ。

早稲田大学での国際シンポジウム記録と書き下ろし論文を収録。

探査ジャーナリズムとは徹頭徹尾、
「権力の監視」を使命とする。
尊厳が傷つけられ、侵され、
奪われている人々の状況を発掘し、直視し、
事実によってその現実をパブリックに
向かって暴露していくのである。

著者プロフィール

花田 達朗(ハナダ タツロウ)

はなだ・たつろう
1947年、生まれ。
社会学者。前早稲田大学ジャーナリズム研究所長。
主著『ジャーナリズムの実践』
(花田達朗ジャーナリズムコレクション2、彩流社、2018年)、
『メディアと公共圏のポリティクス』
(東京大学出版会、1999年)、
共著に『調査報道ジャーナリズムの挑戦
ー市民社会と国際支援戦略』(旬報社、2016年)他多。

スティーブン・バトラー(スティーブン バトラー)

米国ジャーナリスト保護委員会(CPJ)
アジアプログラムコーディネータ。

渡辺 周(ワタナベ マコト)

わたなべ・まこと
1974年、生まれ。
ジャーナリスト。ワセダクロニクル編集長。

木村 英昭(キムラ ヒデアキ)

きむら・ひであき
1968年、生まれ。
ジャーナリスト。ワセダクロニクル編集幹事。

ワセダクロニクル(ワセダクロニクル)

2017年に早稲田大学ジャーナリズム研究所の
探査ジャーナリズムプロジェクトとして創刊、
創刊1年を機に独立。
世界探査ジャーナリズムネットワーク(GIJN)の
オフィシャルメンバー。
彩流社よりブックレットシリーズ(下記)を発行。
Waseda Chronicle 来歴
早稲田大学ジャーナリズム研究所が運営する調査報道メディア。
同研究所の研究プロジェクトのひとつとして、
2016年3月11日に「早稲田調査報道プロジェクト
(WIJP:Waseda Investigative Journalism Project)」が発足、
2017年2月1日に「ワセダクロニクル」を創刊した。
「ワセダクロニクル」は発信媒体の名称であり、
かつニュース組織の名称である。
「ワセダクロニクル」には、ジャーナリズム研究所長から推挙され、
大学から嘱任を承認された招聘研究員が
シニアリサーチャーとして参加している。ジャーナリストのほか、
エンジニアやウェブデザイナーらがメンバー。
ジャーナリストを目指す学生もリサーチャーとして参加する
(早稲田大学以外からも参加)。学生の教育機能も担い、
日本のジャーナリズム全体の底上げを目指す。
国内の他のニュース組織やフリーランスとの協力や連携、
海外の非営利ニュース組織との提携も積極的に進めている。
編著に
『始動! 調査報道ジャーナリズム 彩流社ブックレット 4』
(編著、彩流社、2017年)、
『市民とつくる調査報道ジャーナリズム 彩流社ブックレット 5』
(編著、彩流社、2017年)。
『探査ジャーナリズムとNGOとの協働 彩流社ブックレット 6』
(編著、彩流社、2017年)。

目次

―突破口としての探査ジャーナリズム 花田達朗

第Ⅰ部 アジアで探査ジャーナリズムの台頭が意味するもの―背景・現状・展望―
 1 韓国探査ジャーナリズムセンター「ニュース打破」 鄭寿泳
 2 台湾の「報導者(The Reporter)」 林怡蕿
 3 日本の「ワセダクロニクル」 木村英昭
 4 はばまれた朝日新聞のウォッチドッグ・ジャーナリズムへの挑戦 マーティン・ファクラー
 5 ジャーナリズムと市民社会の再接続 花田達朗
 6 パブリックをめぐる空間の生産 田中裕
第Ⅱ部 アジア地域における探査ジャーナリズム/調査報道
 1 アジアにおいて調査報道ジャーナリズムを支える新モデル
キム・ヨンジン(ニュース打破)/ジェンマ・バガヤウア=メンドーサ(ラプラ)/シェリー・リー(報導者)
渡辺周(ワセダクロニクル)/キャサリン・キャロル(CPJ、元AP通信)
 2 国内の「マスコミ」より海外の同志 渡辺周
 3 討論「日本における調査報道ジャーナリズムの経験」発言概要
依光隆明(朝日新聞) /石丸次郎(アジアプレス) /
熊田安伸(NHK) /マーティン・ファクラー(元ニューヨークタイムズ)
 4 三つの挨拶
 開会挨拶◉日本のジャーナリストに発せられた国連人権理事会ケイ勧告を受けて 花田達朗
 世界探査ジャーナリズムネットワークからの挨拶 アレッシア・チェラントラ 
  閉会挨拶◉「プレスの自由」を守るために団結し、脅威にさらされている僚友たちに支援を提供する
  ―それがジャーナリストではないのか? ジョエル・サイモン 

 あとがき―国際シンポジウムを6項目で振り返る スティーブン・バトラー

関連書

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