春樹、ランボーと聴く詩ボブ・ディランに吹かれて

ボブ・ディランに吹かれて 春樹、ランボーと聴く詩

鈴村 和成 著
四六判 / 184ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2301-6 C0090
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 書店発売日:2017年03月03日
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内容紹介

なぜボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞したのか?
フランスの詩人ランボーを専門にする
文芸評論家だからこそ解ける、斬新なボブ・ディラン論!

2016年にノーベル文学賞が発表され、受賞か辞退かと
世間を騒がせたボブ・ディラン。
ノーベル文学賞のライバルでもあった村上春樹と
ボブ・ディランが尊敬しているというアルチュール・ランボー
から、ボブ・ディランの文学性を問う。
文学から紐解く新しいボブ・ディランの読み方とは……?

版元から一言

2017年春、ボブ・ディラン、ストックホルム訪問予定!
2017年2月村上春樹、最新刊刊行予定!

著者プロフィール

鈴村 和成(スズムラ カズナリ)

すずむら・かずなり
一九四四年、名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。
同修士課程修了。
横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。
文芸評論家、フランス文学者、紀行作家。
著書に『村上春樹とネコの話』(彩流社)、
『村上春樹は電気猫の夢を見るか?』(彩流社)、
『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』(太田出版)、
『三島SM谷崎』(彩流社)などがある。

目次

【主な目次】

Ⅰ ボブ・ディラン/村上春樹

ダダ・シュールの詩人、ディラン
『タランチュラ』(ディラン)を読む/聴く
「納屋を焼く」(村上春樹)
「雨の日の女 Rainy day women #12 & 35」(ディラン)
ムラカミ版「雨の日の女」
バイク事故による覚醒
ビッグピンク
ボブ・ディランと村上春樹を結ぶ「ピンク」の指標
表紙もピンク、箱もピンク、唄もピンク
(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)
村上春樹、Bob Dylanの名を書き込む
「ライク・ア・ローリング・ストーン」を
ハミングするムラカミ・ヒーロー
No direction home(Dylan)
村上における〈アメリカン・ドリーム〉の帰趨
「新しいアルバムを出すたびに今の音だ」(保坂和志)
歌で自伝を書く
〈他者〉が書かせた歌

Ⅱ ボブ・ディラン/ランボー

ふたりの放浪詩人
「恋のおかげで自分のなかの詩人がめざめたのだ」
(ディラン)
「何もかもが、平等に並べられて組みこまれる」
(ディラン)
ディランの四つの曲とランボーの『イリュミナシオン』
【音楽の神様(ムーサイ)】たち
ディラン、ランボーの名を解放する
Je est un autre(私ってのは他者なんです)
――ランボー
ランボーを強く意識するディラン
ライブということ
キリスト教/ユダヤ教/イスラム教
大洪水の前/後
ランボー「若夫婦」と
ディラン「ブルーにこんがらがって」
「きみはどこに行くんだ? 
なにをしようというんだ?」(ランボー)
ディランのジュダイズム、ランボーのノマディズム
ジャベスの場合
「右のわき腹に赤い穴を二つあけ」(ランボー)
intermezzo――「船が入ってくるとき」(ディラン)
ついにハード・レインが降る(ディラン)
「博士たちに囲まれた悪魔」(ランボー)
「酔いどれボート」(ランボー)と
「激しい雨」(ディラン)

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