ペリーから真珠湾、そして戦後日米の衝突

日米の衝突 ペリーから真珠湾、そして戦後 The CLASH: U.S.-Japanese Relations throughout History

ウォルター・ラフィーバー 著, 土田 宏 監訳, 生田目 学文 訳
A5判 / 601ページ / 上製
定価:5,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2299-6 C0020
奥付の初版発行年月:2017年04月 / 書店発売日:2017年04月07日
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内容紹介

日米関係は常に〝衝突〟の連続であり、〝堪え忍ぶ〟ことだった!

 21世紀、日米関係は「同盟」と「共通の価値観」という言説で、
あたかも平穏のように見える。
しかし、ペリー来航以来、大砲でこじ開けられた扉は、
文化や世界観、国際関係や国家の戦略で大きな違いを育んだ。
20世紀における「国際」は、アメリカにとって
「地球規模」の世界であり、日本にとっては
中国を中心とした東アジアであった。
そして、忍耐と共通の利益が破綻したとき……。

 異なる経済・社会体制、中国をめぐる競争、
日本を西洋の体制の中に西洋の条件の下で取り込もうとする
米国の試み、しばしば見せた露骨な人種差別――
これらすべてはその関係の始まりにまで行き着くものだ。
本書は1850年以来の日米関係史を一人で纏めた労作である!
コロンビア大学バンクロフト賞受賞作!

著者プロフィール

ウォルター・ラフィーバー(ウォルター ラフィーバー)

Walter LaFeber.
1933年生まれ。
アメリカの歴史学者、コーネル大学教授。

土田 宏(ツチダ ヒロシ)

1947年生まれ、城西国際大学教授。

生田目 学文(ナマタメ ノリフミ)

1963年生まれ、東北福祉大学教授。

目次

【収録内容】

序 論

第1章 抗えぬ力、動かぬ目標

二つの国民
新たな西洋との最初の遭遇
米国人の出現
ハリスの勝利、井伊の暗殺
米国人と近代日本の誕生

第2章 クラブへの加入(1868〜1900年)

二つの体制
二つの体制、二つの帝国主義
帝国主義クラブへの加入──
伊藤、グレシャム、そして「弁髪戦争」
ハワイをめぐる衝突
「素晴らしい小さな戦争」と
それほど素晴らしくはない戦争
米国人と日本人が友人だった頃

第3章 転換(1900〜1912年)

列強と義和団
山県、ローズヴェルト、そして日露戦争
満州──第一の衝突
カリフォルニアの危機、そしてその後
満州──第二の衝突

第4章 革命、戦争、そして人種問題(1912〜1920年)

古き欧州と新しいアジア
山県、ウィルソン、そして革命中国の「フロンティア」
カリフォルニア──「もう一つの人種問題」
二つの前線を持つ戦争── 1914─ 18年
シベリア──苦い選択
パリ

第5章 新たな時代の創造──ワシントンから奉天へ
(1921〜1931年)

フーバー、ラモント、そして新たな時代へ
ワシントン条約、ニューヨーク市の黒い部屋
「理性の安定化過程」── 1924年移民法
再び中国へ
「彼らはわれらをまだ必要としている。
そしてそれが悩みの種なのだ」── 1929─1931年

第6章 結び目──第1部 奉天から

日米関係の原型としての1930年代
ウォール街と満州の危機
高橋、ハル、そして戦争へ向かう貿易と政治の競争
戦争と役者たち

第7章 結び目──第2部 ……真珠湾へ

締まる結び目
共栄圏
結び目を切る試み──真珠湾

第8章 第二次世界大戦──二つの未来像をめぐる衝突

天皇対「機械の法則」
カリフォルニアの戦争──強制収容所、そしてハリウッド
日本の機械の失敗
「おめでたい連中のためにわれわれは
玩(もてあそ)ばれているのだ」
トルーマンとヤルタ体制の崩壊
「二重の衝撃」そして終結

第9章 新しい日本の創設──
改革、逆行、そして戦争(1945〜1951年)

パンをよこせ、さもなくば弾丸をよこせ
第一の占領(1945〜47年)
第二の占領(1947〜50年)──アメリカ人たち
第二の占領(1947〜50年)──日本人、アメリカ人、
そして中国人
朝鮮──日本のための戦争「神々の贈り物」

第10章 一九五〇年代──枢要なる10年

「日本……善にも悪にもなる独特の能力を持っている」
デミング、ダレス、そして重大な選択──
中国かベトナムか新たな冷戦
安全保障条約をめぐる爆発(1957〜60)

第11章「奇跡」の登場と中国の再登場(1960〜1973年)

池田勇人の「奇跡」そして他の「トランジスタ商人たち」
ケネディ、池田、そして「対等な協力関係」の幻想
ジョンソン、佐藤栄作、そしてベトナム
ニクソンと佐藤──もしくは「敵との貿易」
ニクソン・ショック

第12章 ひとつの時代の終わり(1973年以降)

冷戦時代の分水嶺
必要とされるもの──それは米国人の肉体であり、
米国の銀行ではない。もしくはジャパン・アズ・ナンバーワン
1980年代──「ロンとヤス」から……
二つの競い合う資本主義へ
そして「1960年以来最悪の関係」へ
「冷戦は終わった、日本が勝った」
湾岸戦争──衝突の事例研究
1990年代──「アジアにおける米国の政策は日本と共に始まる」

結 論 衝突──追憶における現在

原註╱参考文献(欧文)

関連書

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