原発事故を生き残った牛たち福島ノラ牛 物語

福島ノラ牛 物語 原発事故を生き残った牛たち

伊坂 邦雄 著
四六判 / 284ページ / 並製
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-7791-2295-8 C0036
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 書店発売日:2017年03月03日
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内容紹介

3・11の原発事故で放射能に汚染された警戒区域で、
人間たちが避難したあと、
置き去りにされた牛やブタなど家畜には殺処分命令が
出た。
母を亡くした牛・ちび太は、やがて成長して
勇敢な雄牛・ハナキルとなる。
賢いカラスが導き、心優しいイノシシが守り、
おなかの微生物の大合唱が危険を知らせて
ハナキルは仲間の牛たちと生きぬこうとする。
区域内の牛たちを殺処分しようと追ってくる人間たちから、
逃れられるのか――

動物たちの会話で物語が展開する
《希望の牧場》の獣医が書いた奇想天外な小説。

獣医だからこそ描ける、動物たちのリアルな描写と心の世界。
経済価値が無い汚染牛として殺される運命にある
牛たちの問題を
浮き彫りにする社会派ファンタジー。
解説=山本宗補氏

★希望の牧場(きぼうのぼくじょう)とは☞
福島第一原発から北西14キロにある浪江町の牧場。
3・11の原発事故で警戒区域になり、人間は避難を、
家畜は殺処分を命じられたが、
牧場主の吉沢正巳氏は畜産家として
牛を見殺しに出来ない
としてこれに抵抗。
自らの被ばくをかえりみず、
いのちある牛(しかし経済的な価値のない家畜)の
世話を続ける。
希望の牧場は、
原発事故の生き証人・牛
とともに原発を乗り越える世の中を目指す、非営利団体。
これまで新聞、テレビなどでも多数紹介。
関連書として絵本『希望の牧場』(森絵都、 岩崎書店)、
『原発一揆――警戒区域で闘い続ける"ベコ屋"の記録』
(針谷勉、サイゾー )、
『聖地Cs』(木村友祐、新潮社)、
『鎮魂と抗い――3・11後の人びと』(山本宗補、彩流社)など。

著者プロフィール

伊坂 邦雄(イサカ クニオ)

いさか・くにお
1948年、東京渋谷生まれ。福島県浪江町にある希望の牧場の獣医師。
都立青山高校卒業、麻布獣医科大学(現在の麻布大学)卒業。
1978年、ブラジルに渡り、サンパウロ州、パラナ州、
南マットグロッソ州、ゴイヤス州にて牛の繁殖業務
(人工授精、凍結精液製造、受精卵移植、体外受精卵)に
33年間従事。東日本大震災の時、東京の友人の誘いを受け、
2011年6月に宮城県石巻市に入り、ボランティア活動をする。
12年2月、福島鳥獣保護センターに勤務、
同年9月に希望の牧場にてボランティア活動を開始、
現在に至る。3女の父。本名は伊東節郎。

関連書

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