『日本書紀』の虚と実を明らかにする日本古代史問答法

日本古代史問答法 『日本書紀』の虚と実を明らかにする

林 順治 著
四六判 / 197ページ / 上製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2290-3 C0021
奥付の初版発行年月:2017年01月 / 書店発売日:2017年01月31日
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内容紹介

天皇=「日本」の起源を問う!

長い間、日本古代史の正史とされてきた『日本書紀』の
虚と実が、今、二人の古代史研究者によって明らかにされた。
その在野の研究者の名は石渡信一郎と井原教弼(なおみち)だ。

律令国家の最大の実力者藤原不比等は、アマテラスを祖とし
初代天皇を神武とする万世一系天皇の歴史=『日本書紀』を
つくるために、四世紀後半の加羅系渡来集団(崇神王朝)と
五世紀後半の百済系渡来集団(百済王朝)の史実を隠した。

不比等指導下の『日本書紀』編纂者グループは、
一人の天皇の在位年数(辛未に即位し庚午に死亡)を六○年と
する天皇紀(歴史改作のシステム)をもとに、
欠史八代八人の天皇(架空・分身)を崇神天皇の前に挿入し、
また不在天皇十人(仁徳から武烈まで)を応神と継体天皇の
間に入れて二人が兄弟であることを隠蔽した。

本書では石渡信一郎の命題
「朝鮮渡来集団による日本古代国家の成立」と
井原教弼の説「干支一運六○年の天皇紀」をもとに
日本古代史の主要なる争点を31のテーマ
(邪馬台国論争、高松古墳の被葬者論争等々)に構成し、
ソクラテス的問答法(真理探究方法)によって解明した。

著者プロフィール

林 順治(ハヤシ ジュンジ)

1940年、東京生まれ。古代史研究、文筆業。
著書『沖縄!──ウチナンチュー
はいつから日本人になったのか』、
『エミシはなぜ天皇に差別されたか』、
『日本古代国家の秘密』、
『アマテラスの正体』、『法隆寺の正体』、
『八幡神の正体』、『古代 七つの金石文』、
『馬子の墓』、『義経紀行』、『漱石の時代』、
『ヒロシマ』、『武蔵坊弁慶』(いずれも彩流社)。
『日本人の正体』(三五館)、
『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』、
『仁徳陵の被葬者は継体天皇だ』
(共に、河出書房新社)。

目次

1―邪馬台国はどこにありますか

2―古墳時代に朝鮮半島から大量の移民が渡来した
というのは本当ですか

4―応神天皇がなぜ百済の王子昆こむき支と
同一人物なのですか

6―石いそのかみ上神宮の七支刀銘文の「旨」は
崇神天皇の別名ですか

8―神武や崇神や応神天皇は年齢が百歳を
超えています。どうして古代天皇は長寿なのですか

10―エミシを討伐したヤマトタケルが白鳥になる話に
どんな意味があるのですか

14―アマテラスを祖とする万世一系天皇の思想は
『日本書紀』にどう書かれていますか

18―継体天皇の子安閑・宣化は即位しなかったのは
本当ですか?

22―大王馬子の墓を暴いたのは天智天皇ですか、
それとも天武天皇ですか?

26―なぜ『日本書紀』は分身・虚像・架空の天皇を
多くつくったのですか?

27―天武・持統陵は蝦夷と入鹿の双墓(ならびのはか)
の上につくられたのは?

29―高松塚古墳はだれが、だれのためにつくったのですか?

30―倭国が「日本」と呼ばれるようになったは
いつからですか

31―八幡神はなぜ一度も『日本書紀』に
登場しなかったのですか?

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