人生の住処

人生の住処

巽 豊彦 著, 巽 孝之 編
四六判 / 256ページ / 上製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2274-3 C0098
奥付の初版発行年月:2016年11月 / 書店発売日:2016年11月10日
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内容紹介

19世紀英文学を中心に
カトリック精神史を辿り直す独特の学風。
戦後40年間の長きにわたって
上智大学で教鞭を執った英文学者・巽豊彦の遺稿集。

序章  

【第一部】イギリス小説の紳士像

【第二部】上智大学とカトリシズム

英文学が示した紳士の条件とオックスフォード運動が
復興した自由教育の理念、そして著者が生涯を賭けて
研究したJ.H. ニューマンの理念は、
昨今の人文学軽視の風潮に対する抜本的な批判をも
秘めている。

【第三部】終の避暑地で

【第四部】ある伝記の試みー父・巽孝之丞

イギリスにおける最良の文化的遺産を
日本的環境にいかに具体的に受容したかを、
避暑地をめぐる随想と家族の評伝で綴る。

英文学正統のアカデミズムとともに
カトリック教会のジャーナリズムでも活躍した著者の
多角的な側面が凝縮された本書には、
真の教養人のありうる姿が描破されている。

著者プロフィール

巽 豊彦(タツミ トヨヒコ)

たつみ・とよひこ
1916年東京生まれ。1940年東京大学英文科卒業。
5年間の兵役ののち、1946年から上智大学で教鞭をとり、
上智短期大学の創立に尽力する。
上智大学・上智短期大学・東京工科大学名誉教授。
2015 年12 月9 日逝去。
主著に『愛情は空気のごとく』(中央出版社)、
『人生の風景』(南窓社)、『人生の意味』(南窓社)、
主な訳書にJ.H. ニューマン『アポロギア』、
イーヴリン・ウォー『夜霧と閃光—エドマンド・キャンピオン伝』、
エリザベス・ギャスケル『ルース』他多数。

巽 孝之(タツミ タカユキ)

たつみ・たかゆき
慶應義塾大学教授。著者の長男。

目次

編者序文 一粒の砂のうちに   巽孝之

序章 英国と英語と英文学/偶然の世界

第一部 イギリス小説の紳士像

オースティンにおける紳士像
トロロプにおける紳士像
ウォーとカトリシズム
ディケンズにおける紳士像
ニューマンの大学論

第二部 上智大学とカトリシズム

ニューマン・岩下・吉満ー復興への軌跡
舟川一彦著『十九世紀オックスフォードー人文学の宿命』
戦後の高揚期を偲びつつー追憶の『ソフィア』
安堵の沙汰やみー刈田元司先生回想
極右と極左ー秋山健先生追悼

第三部 終の避暑地で

松目への道
ブブノワさんと富士見
ある修道士の生涯ーアロイジオ神父のこと
大学誘致の夢

第四部 ある伝記の試みー父・巽孝之丞

巽孝之丞小伝(草稿)
巽豊彦年譜

初出一覧
解説 午後の紅茶のあとさきで   小谷真理

関連書

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