前九年の役と後三年の役エミシはなぜ天皇に差別されたか

エミシはなぜ天皇に差別されたか 前九年の役と後三年の役

林 順治 著
四六判 / 216ページ / 上製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2228-6 C0021
奥付の初版発行年月:2016年04月 / 書店発売日:2016年04月14日
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内容紹介

古代日本国家成立=天皇の歴史
(朝鮮渡来集団による国家の建設)が
天皇家による先住民エミシへの領土侵略と支配なくして
ありえなかったするならば、
日本の古代・中世における通説の東北の“辺境の民”論を
大きく修正しなければならない。

 本書は東北の先住民とその末裔に対して、
新旧二つの加羅系と百済系の朝鮮渡来集団を出自とする
天皇と藤原氏とその爪牙(軍事集団)となった源氏が
白河と勿来の関を越えてどのような侵略・支配を行ったのか、
戦争・反乱・支配・差別・強制連行の実態を物語る。

著者プロフィール

林 順治(ハヤシ ジュンジ)

はやし・じゅんじ
著書『日本古代国家の秘密』、『馬子の墓』、
『古代 七つの金石文』、『アマテラス誕生』、
『八幡神の正体』、『アマテラスの正体』、『法隆寺の正体』、
『義経紀行』、『武蔵坊弁慶』、『漱石の時代』、『ヒロシマ』、
『ヒトラーはなぜユダヤ人を憎悪したか』(いずれも彩流社)。
『応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった』、
『仁徳陵の被葬者は継体天皇だ』(共に、河出書房新社)
『日本人の正体』(三五館)ほか。

目次

はじめに
序 章 秋田城と狩野亨吉のこと
・明治の思想家狩野亨吉が同じ郷里の安藤昌益を発見した事他
第1章 律令国家のエミシ差別政策
・律令政府はエミシを俘囚あるいは夷俘と呼んだ事
・和人(現日本人)は朝鮮系とアイヌ系エミシの二つに分かれる事他
第第2章 エミシ征討の拠点多賀城と雄勝城
・多賀城から秋田城(柵)の直結路を造ろうとした将軍大野東人の事
・藤原仲麻呂の三男朝獦,桃生城と雄勝城を造成した事他
第3章 秋田城エミシの反乱
・5000 余人の陸奥・出羽兵がエミシの襲撃を受けて壊滅した事他
第4章 平将門の反乱と源氏の台頭
・八幡神信仰をうながした宇多天皇の皇子皇女たち
・源頼信の妻修理命婦と百済系渡来集団の事他
第5章 前九年の役
・陸奥の俘囚長安倍頼良、威風大いにふるう事
・出羽俘囚長清原武則の一万余人の兵が頼義の軍勢と合流した事
・安倍貞任、要害の地衣川の関に籠る事
・将軍頼義、貞任・経清・重任の三首級を朝廷に献じる事他
第6章 後三年の役
・『後三年合戦絵詞』と『奥州後三年記』成立の複雑多岐な事
・数万騎の軍勢を率いて金沢の柵に集結した義家の事他
終 章 源氏の悲劇と天皇・藤原氏
・義家が私兵をもって清原氏を滅ぼした事
・天皇家に差別される源氏一族、厚遇される平家の事
・嫡男義親の西国乱闘事件の責任をとらされた義家晩年の悲劇の事他
あとがき/参考文献/天皇家・藤原氏・源氏の系図

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