免疫の詩学/記憶と徴候の地点煉獄のアイルランド

煉獄のアイルランド 免疫の詩学/記憶と徴候の地点

木原 誠 著
A5判 / 616ページ / 上製
定価:6,200円 + 税
ISBN978-4-7791-2154-8 C0090
奥付の初版発行年月:2015年08月 / 書店発売日:2015年08月03日
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内容紹介

煉獄誕生の地、聖パトリックの穴へいざ出航!

煉獄――存在の有無について未だ議論されている、
この世で犯した罪を償う苦難の道。

プロテスタントとカトリックが入り交じるアイルランドに
隠された、“煉獄”の秘密……。
オイディプス、シンデレラ、イェイツまで。彼らが暗示した
“煉獄”の存在を、斬新な切り口で解き明かす!
歴史に埋もれたタブーに著者独自の「免疫の詩学」を用いて挑む。
新たな方法論を提示する一冊!

【免疫の詩学とは】
“免疫”の存在は、身体の主体が実は脳ではなく、
臓器の役割から外れた免疫こそにあった、という点で
医学界に転換をもたらした。
その機能は、非自己( ウイルス) により自己(身体)を
同時に認識出来るというものである。
その機能に準えて文化論を語ることで、文化学を捉え直そうと
試みる著者独自の方法論を「免疫の詩学」と呼ぶ。

著者プロフィール

木原 誠(キハラ マコト)

1961 年、福岡県生まれ。
佐賀大学文化教育学部教授(国際文化課程)。
著書に『イェイツと夢』(2001年、彩流社、
2001 年第一回日本キリスト教文学会賞)。
編共著 に『周縁学―<九州/ ヨーロッパ>の
近代を掘る』(2010年、昭和堂)、
『歴史と虚構のなかのヨーロッパ―国際文化学の
ドラマツルギー』(2007年、昭和堂)。
共著に『臨床知と徴候知』(2012年、作品社)、
『愛のモチーフ―イギリス文学の風景』(1995年、彩流社)。

目次

はじめに 方法としての免疫の詩学――おもざしの作法
序     文化学としての免疫の詩学――周縁と無縁の原理
第一章  免疫の詩学/身体の文法――まなざしか、おもざしか
第二章  煉獄のシンデレラ――免疫の詩学のしるし/記憶と徴候
第三章  煉獄のアイルランド――免疫の詩学とオクシデント
第四章  煉獄のハムレット――免疫の詩学と異界
第五章  煉獄のイェイツ――免疫の詩学と供犠
補論   煉獄の夢幻能
第六章  結び 煉獄の鎌倉――免疫の詩学とオリエント

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