朴正煕「維新」が今よみがえる韓国・独裁のための時代

韓国・独裁のための時代 朴正煕「維新」が今よみがえる

韓洪九 著, 李泳采 監訳・解説, 佐相洋子 訳
四六判 / 296ページ / 並製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2149-4 C0036
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 書店発売日:2015年12月09日
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内容紹介

2013年4月セウォル号沈没事件、1980年5月光州虐殺事件など、
韓国社会の構造的暴力はなぜ起き続けているのか。
韓国現代史の《闇の歴史》から現政権の闇の政治構造が明らかになる。

朴槿惠(パク・クネ)現大統領の父で日本とも深い関わりのある
朴正煕(パクチョンヒ)大統領の独裁政治をくわしく振り返ることで、
現政権の起源を理解する。
韓国でもっとも影響力ある知識人で、
現代歴史研究家、平和運動家・韓洪九氏が、
2012年1月から2013年6月までハンギョレ新聞紙上で連載したコラム
をもとに今進行中の韓国のダイナミックな歴史を
日本人向け にわかりやすく解説、訳出した本。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

韓洪九(ハンホンク)

ハンホンク
1959年生、ソウル大学校国史学卒、米ワシントン大学大学院で
金日成を中心にした抗日独立闘争の研究で博士号。
現聖公会大学教授。
韓国の代表的な現代史歴史家であり、
平和博物館建立推進委員会常任理事を務めている
など著名な平和活動家。
平和活動として、良心的兵役拒否者の人権擁護と
国軍代替服務制改善、国家情報院の過去事清算のための
真実糾明委員会民間委員、ベトナム戦派兵韓国軍の
ベトナム良民虐殺の問題などを取り組んでいる。
マスコミのハンギョレ新聞やハンギョレ21に投稿した文等は
《大韓民国史》(4冊)という本で出版され、一躍著名となる。
日本で出版された主著:『倒れゆく韓国』『韓洪九と歩く』
(ともに朝日新聞出版)『韓洪九の韓国現代史Ⅰ』および『同Ⅱ』(平凡社)。

李泳采(イ ヨンチェ)

イ・ヨンチェ
1971年、韓国全羅南道生まれ。恵泉女学園大学教員。
98年来日、慶應義塾大学大学院法学研究科修了(政治学専攻)。
専門は日韓・日朝関係。
日韓の市民団体の交流のコーディネーター、コラムニスト、
韓国語、韓国映画や映像を通して現代を語る市民講座の講師
などを務める。
主著
『なるほど!これが韓国か』『「アイリス」でわかる朝鮮半島の危機』
(共著、朝日新聞出版)、監訳書『朴正煕 動員された近代化』(彩流社)、
『写真と絵で見る北朝鮮現代史』(コモンズ)など。

佐相洋子(サソウ ヨウコ)

さそう・ようこ
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部史学科卒業。
横浜市立学校に教諭として勤務。
退職後、韓国の梨花女子大学言語教育院で留学し、韓国語を学ぶ。
韓国現代史や社会分野の翻訳をしながら、日韓交流の市民団体の
活動を行っている。

目次

第1章 憲法の上に立つ人
 維新前夜、1971年の大韓民国
 朴正熙と日本─維新の精神的なルーツ
 金大中拉致事件
 緊急措置と民青学連
 人革党再建委事件
 大統領狙撃ミスと陸英修女史の死
 張俊河の疑問死
第2章 タブー、抵抗、傷心
 タブーの時代と「青年文化」
 女工哀史
 東一紡績労働組合の人糞事件
 記者らの覚醒、自由言論実践宣言
  「無等山のターザン」の悲劇
第3章 維新の社会史
  祖国「軍隊化」の陰
  ベトナム派兵が残したもの
 基地村浄化運動
 維新のもう一つの名、セマウル運動
第4章 維新体制の崩壊
 10・26の序曲、YH事件
 釜馬抗争、火の手が上がる
 1979.10.26運命の日
 光州、その荘厳なる敗北

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