豊かなる混沌史的イエスをめぐる謎

史的イエスをめぐる謎 豊かなる混沌

波多野 直人 著
四六判 / 335ページ / 上製
定価:3,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2135-7 C0016
奥付の初版発行年月:2015年06月 / 書店発売日:2015年06月01日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。

内容紹介

歴史的に実在した人物としてイエスをとらえ、
諸宗が豊かに混沌と交わった時代的背景を詳細に辿る!

「本書では、もったいぶるわけではないが、
自身の「イエス伝」の中枢は秘することにした。
ただし、イエスの「失われた十七年」を世界漫遊で埋めるような
外連(けれん)は避けたい。
幼年時代のエジプトは別にして、青年時代に仕事で旅をしたにせよ、
東北はシリアのパルミラ即ちタドモル、西南はアカバ湾入り口、
エジオン・ゲベル、いや、その手前のペトラまで
行っていれば上等であろう。
そこまで行けば当時の主だった世界情勢は
十分つかめたはずである。
それよりもイエスが動かずとも、
世界の情報が押し寄せるガリラヤの国際性を語りたい。
バークレイではないが、少年イエスは
山上からシルクロード支線にあたる道の人の行き交いを眺め、
故郷につながるあちらの世界に思いを馳せていたであろう。
青年イエスは仕事を通じガリラヤで
様々な人間と思想にふれえたであろう。
自分の母語アラム語が
シルクロードの国際語であったことは幸いであった」。(「あとがき」より)

著者プロフィール

波多野 直人(ハタノ ナオト)

(はたの・なおと)武蔵大学人文学部特任教授。
1948 年、若松市(現・北九州市)生まれ。
上智大学文学部(英米文学専攻)卒業。
東京大学大学院人文科学研究科(英語・英文学)博士課程修了。
現在、武蔵大学人文学部特任教授。
主著に『異教の完成者 史的イエスをめぐる謎』(春風社)。
専門、アメリカ文学、比較文学、比較神話学、宗教学。
趣味、国内外の古書店巡り、犬と猫。

目次

第1 章 鼎談 イエス研究の視座――ユダヤ・キリスト教と異教世界

1、宗教と性
2、キリスト教と異教 序
3、宗教における霊 シャーマニズムを中心に
4、宗教と民俗学 神人と畸形
5、霊と憑依
6、フェニキアとヒクソスと出エジプト
7、キリスト教と異教
8、イエスとホルス
9、モーセの奇跡と科学
10、家の偶像テラピム
11、聖書アラビア起源説
12、蛇神信仰の東西
13、ヘルメスと十字架
14、イエスとベス
15、ユダヤ教と異教
16、ユダヤ・キリスト教と驢馬
17、ユダヤ・キリスト教と魚
18、エルサレムの城壁と門
19、魚の奇跡
20、イエスとヘロデ
21、イエスと火
22、イエスと異教 補遺
23、結語

第2 章 武田泰淳「わが子キリスト」にみる史的イエス

関連書

ページの上部へ▲

タグ: