歴史から見る企業の役割と民主主義格差社会とアメリカン・ドリームの復活

格差社会とアメリカン・ドリームの復活 歴史から見る企業の役割と民主主義 CORPORATE DREAMS : Big Business in American Democracy from the Great Depression to the Great Recession

ジェイムズ・フープス 著, 小山 久美子 訳
A5判 / 256ページ / 並製
定価:2,700円 + 税
ISBN978-4-7791-2130-2 C0022
奥付の初版発行年月:2015年06月 / 書店発売日:2015年06月11日
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内容紹介

格差社会の進行が深刻化しているアメリカ。だが、かつて中間層が豊かな生活を送り、
アメリカン・ドリームを享受していた時代があった。

本書は「中間層のアメリカン・ドリーム復活」という新しい切り口から、格差社会を打開する
糸口を提示するビジネス・ヒストリーである。

1950年代の豊かな中間層がいかにして創られ、そして失われていったのか?
その様相が1929年の大恐慌から現代に至るまで、時の企業、企業経営者のみならず、
大統領や労働組合の行動や、経営学者、経済学者たちの思想と共に描写される。

ドリーム復活には企業の役割が重要としてヒストリーを描いた点は、リーマンショック、
政府のGM救済等により企業への信頼が大きく失墜している昨今、興味深い。
また、主流の経営諸理論に基づいて創りあげられた、企業経営者への肯定的な見方に対して
警鐘を鳴らす点はユニークである。

ビジネス・ヒストリーとビジネス・エシックス専門の著者により、企業に関する
様々な経営、経済の諸理論、思想の変遷が、辛口の批評を交えた解説で概観できる内容に
なっている。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

ジェイムズ・フープス(フープス,J)

James Hoopes.
バブソン大学大歴史学部教授。
ビジネス・ヒストリーから政治理論まで幅広い分野の著作を持つ。
邦訳『経営理論 偽りの系譜』(有賀裕子訳、東洋経済社、2006 年)。

小山 久美子(コヤマ クミコ)

Kumiko Koyama.
長崎大学経済学部准教授 経済学博士。
アメリカの経済、経営に関する歴史研究が専門。
著書『米国関税の政策と制度』(お茶の水書房、2006 年)。

目次

序 章
  第Ⅰ部 コーポレート・アメリカン・ドリーム、絶頂期と起源
第1章 コーポレート・アメリカン・ドリーム
第2章 企業と国家の性格
第3章 公共目的から民間利益へ
第4章 自由市場の敵としての企業
  第Ⅱ部 企業の失敗と政府の解決
第5章 企業の破産
第6章 経営者対市場
第7章 大恐慌終結の機会をふいにした企業
第8章 ローズヴェルトの混乱した反企業主義
  第Ⅲ部 企業の反撃 
第9章 経営する権利
第10 章 道徳的権威を回復した企業
第11 章 組合を静かに無力化
第12 章 レーガン誕生とレーガン支持者
  第Ⅳ部 経営者のマナーとは
第13 章 隠された傲慢な力
第14 章 GMでの責任対利益
第15 章 経営者の性格への批判者
第16 章 犠牲を払ってUSスチールに勝利したケネディ
  第Ⅴ部 再び荒野に立った企業
第17 章 マクナマラとスタッフ
第18 章 反企業主義者の偽りの自信
第19 章 世界的覇権を喪失したコーポレート・アメリカ
第20 章 企業文化復活のための土台作り
  第Ⅵ部 リーダーシップ
第21 章 価値による経営
第22 章 企業文化の概念創出
第23 章 リーダーシップ育成業の出現
第24 章 レーガンの政府撃退による企業支援
  第Ⅶ部 企業家精神
第25 章 サプライサイダー対大企業
第26 章 企業のリエンジニアリング
第27 章 ジョージ・ブッシュ、エンロン、大不況
停滞
第28 章 コーポレート・アメリカン・ドリームは復活可能か
訳者あとがき
原 註
索 引

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