「国家的名声と実益」への挑戦幕末期のオランダ対日外交政策

幕末期のオランダ対日外交政策 「国家的名声と実益」への挑戦

小暮 実徳 著
A5判 / 368ページ / 上製
定価:4,000円 + 税
ISBN978-4-7791-2080-0 C0022
奥付の初版発行年月:2015年02月 / 書店発売日:2015年02月02日
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内容紹介

 新視角から幕末日本を取り巻く国際関係の再構築と解釈の修正!
 
 世界史上重要な出来事である日本の開国、その後の近代化の起源を欧米列強のアジア進出と“帝国主義”の時代を意識したグローバルな視点でオランダの対日積極外交を軸に検証、オランダの果たした意義を明確にし、当時の歴史解釈に修正を迫る労作。
 オランダ、インドネシア、アメリカ、イギリスの資料を駆使して、これまで欠落しがちであった幕末におけるオランダの役割(オランダ国内の政策論争等含めて)を具体的に浮き彫りにして、国際関係における開国日本の側面史に新風を吹き込む。

著者プロフィール

小暮 実徳(コグレ ミノリ)

Minori Kogure
1969 年生まれ。明治大学大学院博士課程単位取得退学。
ライデン大学留学、同大学人文学部博士号取得。
訳書:シェイス著『オランダ日本開国論』(雄松堂2004)など。

目次

はじめに──ナポレオン戦争以降のオランダ対外政策を対日政策から再解釈
序 章 ナポレオン戦争以降のオランダ対外政策の再解釈
第1章“東方の盟主”としての英蘭関係──第一次・第二次ロンドン条約を中心にして
第2章“東方の盟主”としての英蘭関係──英蘭ロンドン条約内の日本問題を中心にして
第3章 日本開国の前史──オランダの日本開国への試み
第4章 日本開国以前のアメリカとオランダの対日政策
第5章 アメリカのアジア政策に対するオランダの対抗
第6章 ペリー司令官日本来航とオランダにとって望ましい展望
第7章 日蘭条約締結への努力とその成功
第8章 アジアにおける英蘭同盟関係──オランダ対日外交政策の協力者としてのイギリス
第9章 日本問題における不一致
第10 章 幕末期オランダ対日外交政策における蘭領東インドの役割
第11 章 オランダ政府の失望と新展開──一八五八年日米修好通商条約
第12 章 オランダ対日外交政策の巻き返し──対アメリカ蘭英仏“協商”関係を軸にして
第13 章 既得権確保の努力
第14 章 オランダ対日積極外交の終焉──日本用件移管問題
結 論
補 論1 アメリカ合衆国ペリー司令官日本遠征の再検討とその真意
       ──アメリカ合衆国国立公文書館国務省・海軍省ファイルに含まれる未公刊関係史料の検討から
補 論2 オランダ的外交政策──一九世紀中葉アメリカ合衆国ペリー司令官による日本遠征に対して

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