ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘンリィアメリカ公民権の炎

アメリカ公民権の炎 ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘンリィ Aaron Henry:The Fire Ever Burning

アロン・ヘンリィ 著, コンスタンス・カリー 著, 樋口 映美 訳
A5判 / 400ページ / 上製
定価:4,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2023-7 C0022
奥付の初版発行年月:2014年06月 / 書店発売日:2014年06月05日
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内容紹介

知る人ぞ知るアメリカ南部の黒人活動家。
気取らず親切で勇気ある不屈の闘志で地元に根を下ろし、“閉ざされた社会”に風穴を開けた人生!

アロン・ヘンリィの生涯は、小作農民の子として生まれ、モーテルでのアルバイトなどを経験し、最終的には薬局経営者としても政治指導者としても成功したという、アメリカン・ドリームの典型にも見える。だが、それだけではない。黒人であるという理由で権利が剥奪され、暴力を受けるのが日常茶飯事というジムクロウ[人種隔離]の時代に第二次世界大戦に従軍し、黒人が劣位にあるのを実感すると、「生きて帰れたら、仲間のために働く」と神に誓い、復員後は77 歳で死亡するまで人種差別と闘い続けた。
 実際、クラークスデイルに薬局を開店した1950 年ころから本格的に公民権の活動に関わり、1959 年には、1909 年に創設され裁判活動を中心に人種差別と闘ってきた組織(NAACP)のミシシッピ州支部会長に選出され、1960 年代初頭に地元で抗議運動を指導した。NAACP 以外にも多くの公民権組織をミシシッピ州に受け入れ、1964 年のミシシッピ州での解放運動(ミシシッピ夏期計画)で州の全般的な運動の懸け橋として機能することになる連合組織会議(COFO)結成に大きく寄与した。1964 年、アトランティッ
クシティでの民主党全国大会では、ミシシッピ夏期計画の一環として創設されたミシシッピ州自由民主党(MFDP)を率い、差別主義の州民主党に挑戦し、民主党が人種差別を禁ずる今日の姿に変化していく転機を造った。
 60 年代後半、活動家たちがミシシッピ州を離れるなかにあって、ヘンリィは地元での活動を続け、1979 年から1995 年まで州議会議員としても活動を続けた。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

アロン・ヘンリィ(ヘンリィ,アロン)

Aaron Henry 1922-1997
ミシシッピ州で小作農民の子として生まれる。両親と死別し、母方の伯父夫婦に
育てられる。第二次世界大戦で徴兵されて従軍し、退役後はアフリカ系アメリカ人
の地位向上のために何かをしようと決意する。ザヴィエル大学で薬学を学び、
薬剤師となり、白人K・Wウォーカーと共同経営の薬局を開業。1950年代から
全国黒人向上協会(NAACP)のメンバーとして本格的に公民権の活動に
従事する。NAACPミシシッピ州支部の会長を33年にわたって務め、生涯を
公民権の活動に捧げた。

コンスタンス・カリー(カリー,コンスタンス)

Constance Curry 1933~
1960 年のSNCC 創設時の社会人顧問の一人。公民権運動に多面的に関わる。
1990 年以降、執筆活動に専念、Silver Rightsでリリアン・スミス賞受賞。
邦訳書に『アメリカ黒人町ハーモニーの物語  知られざる公民権の闘い』
(ウィンソン・ハドゥソン、コンスタンス・カリー著,、樋口 映美:訳、彩流社、
2012年)ほか。

樋口 映美(ヒグチ ハユミ)

Hayumi Higuchi
専修大学教授(アメリカ社会史、人種関係史)。
訳書に『アメリカ黒人姉妹の一世紀』、『貧困と怒りのアメリカ南部』、
『アメリカ黒人町ハーモニーの物語』、『奴隷制の記憶』ほか多数。

目次

まえがき…………… ジョン・ディトマー
プロローグ……… コンスタンス・カリー
第1章 聖書と暦とシアーズ通販のカタログ
第2章 ボーイスカウトの大将
第3章 「誰とも対等に」
第4章 コットン・ボール・コート
第5章 「分離すれど平等」という嘘
第6章 準備はできた
第7章 空っぽの箱
第8章 ミスター・ドーアの約束
第9章 非道なたくらみ
第10 章 「神よ、奴らを許したまえ」
第11 章 クラークスデイルのくだらない話
第12 章 自由のための選挙
第13 章 ミシシッピ自由民主党(MFDP)
第14 章 アトランティックシティ――悲嘆の末に
第15 章 自由の闘争から政界へ
第16 章 アロンの人柄と貢献
謝 辞……………………… コンスタンス・カリー
訳者あとがき
関連年表

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