「福祉から就労へ」は成功したのか?アメリカの福祉改革とジェンダー

アメリカの福祉改革とジェンダー 「福祉から就労へ」は成功したのか? Welfare Reform and Gender in the United States

佐藤 千登勢 著
A5判 / 232ページ / 上製
定価:3,200円 + 税
ISBN978-4-7791-2002-2 C0020
奥付の初版発行年月:2014年06月 / 書店発売日:2014年06月09日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。

内容紹介

1990 年代後半に行われた福祉改革が、アメリカ社会にもたらした影響を、ジェンダー、人種・エスニシティ、市民権の観点から詳細にたどった労作!1996 年にクリントン政権の下で制定された福祉改革法は、財政赤字を削減し、社会福祉行政の分権化と民営化を進めたが、それによって、福祉受給者の大半を占めるマイノリティのシングルマザーや移民女性の生活は大きな打撃を受けた。福祉の受給年数が制限され、いわゆるワークフェアによる就労支援が進められたことで、非正規の低賃金労働への就労や増加し、労働市場における性別職務分離が一層、固定化されることになった。本書は、1990 年代の福祉改革がこうした女性の生活に与えた影響を具体的に考察するとともに、それに対抗する形でマイノリティや移民の女性たちが担うようになった新しいタイプの労働運動に目を向け、福祉国家としてのアメリカがいかに再編されつつあるのかを明らかにしていく。

著者プロフィール

佐藤 千登勢(サトウ チトセ)

Chitose Sato
筑波大学人社会系・人類学専攻准教授。1963 年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科を経て、デューク大学大学院歴史学部博士課程修了。西南学院大学助教授を経て、現職。Ph.D(歴史学博士)。専攻はアメリカ現代史,労働史・女性史・社会政策史。著書に『軍需産業と女性労働―第二次世界大戦下の日米比較―』(彩流社 2003 年、清水博賞受賞作)、『アメリカ型福祉国家の形成―1935 年社会保障法とニューディール』(筑波大学出版会、2013 年)、「第二次世界大戦期の軍需産業と女性労働者―カリフォルニア州リッチモンドのカイザー造船所を事例として―」有賀夏紀・小檜山ルイ(編著)『アメリカ・ジェンダー史研究入門』(青木書店 2010 年)、 「アメリカにおける1996 年福祉改革法とジェンダー―第104 連邦議会の女性議員にみるフェミニズムと福祉―」杉田米行(編著)『日米の社会保障』(大学教育出版 2010 年)など。

目次

序論                                    
第1章 1996 年福祉改革法とジェンダー―福祉受給者としての女性―
第2章 福祉改革と就労支援―女性福祉受給者の賃金労働への就労― 
第3 章 福祉改革と市民権―1996 年福祉改革法の移民への影響―                
第4 章 メディケイドの削減と介護労働                        
第5 章 メディケイドの削減と労働運動―ホームケア・ワーカーの組織化―             
結論                                  

図表や年表 多数!

関連書

タグ:福祉

ページの上部へ▲

タグ: ,