少数民族の暮らしと言語ロマ 生きている炎

ロマ 生きている炎 少数民族の暮らしと言語 E Zhivindi Yag / The Living Fire

ロナルド・リー 著, 金子マーティン 訳
四六判 / 400ページ / 並製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1995-8 C0036
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 書店発売日:2014年03月19日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。

内容紹介

どん底の貧困、教育や就職の差別。ロマが殺傷される事件はあとを絶たない。
あらゆる悲惨な状況で、激しく踊り、歌い、固い絆で結ばれたマイノリティの生き様。
自分たちの言語を残そうと編纂されたロマ語辞典ができるまで。
カナダに実在するロマ、ロナルド・リーの人生を軸に、情緒豊かにロマのありようを描く、セミ・ドキュメンタリー小説。


「俺たちは荒くれ者だ」とわたし自身さえもが思った。カナダ人に属するために、自分たちが無法者のように生かされていることにようやく気づいた。……
何百年も前から、ロマたちはバソ(即興の踊り)を踊りつづけた。もしかしたら、わたしの曾孫も百年後にバソを踊るだろう。その瞬間、どのような天変地異があろうとも、ロマは絶対にその人間性を奪われないことを確信した。
カナダという国で一人前の人間として承認され、平等の権利を得るために闘ったロマたち。
この本は、その目標が達成できなかった、敗者の物語である。
原本は、「くたばれジプシー」というタイトルで1971年に出たが、センセーショナルで差別的なタイトルに納得しなかったとみえ、2009年に出版しなおした(内容は同じ)。21世紀になってもロマの状況が改善に向わないことを、文学的に伝える意義がある。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

ロナルド・リー(リー,ロナルド)

Ronald Lee 1934年カナダ・モントリオールで誕生。
5歳から12歳までイギリス滞在。高等教育を受けた後、
夜間学校で学び、銀行員や事務員などさまざまな職に就いた。
20歳のころからヨーロッパ出身のロマとともに銅細工師として
カナダ国内を旅した。
1964年から「モントリーール軍事・海事博物館」の学芸員。
1978年に国際ロマ同盟のカナダ代表に選出。
1997年創設のトロントのロマ共同体センターの創立メンバー、
現在は同組織の名誉会長。
2003年から2008年までトロント大学ニュー・カレッジ校の講師。
主著:ロマ語教本2005年『ラーン・ロマニ』
(本書以外にもロマ語教本『ラーン・ロマニ』(2005年)や
『ロマ語辞典』(2010年&2011年)を執筆。

金子マーティン(マーティンカネコ)

Martin Kaneko 1949年イギリス・ブリストルで誕生、
1952年オーストリア南部フェラッハ市に移転、1956年から日本へ移住。
日本で高等学校卒業後、1970年ウィーン総合大学入学。
1978年同大学哲学博士号取得後、ウィーン大学日本学研究所教員。
1991年から日本女子大学人間社会学部現代社会学科の教員。
NGO「反差別国際運動(IMADR)」事務局次長。

関連書

ページの上部へ▲

タグ: