神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制

十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制 神学者たちの言論活動と皇帝・諸侯・都市

蝶野 立彦 著
A5判 / 768ページ / 上製
定価:8,000円 + 税
ISBN978-4-7791-1986-6 C0022
奥付の初版発行年月:2014年03月 / 書店発売日:2014年03月03日
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内容紹介

16世紀前半に「宗教的な自由・自治の追求」として始まったドイツ宗教改革運動が世紀半ばから後半にかけて「統治権力による管理・統合システム」に組み込まれてゆく歴史的変化のメカニズムを、「言論の社会的・政治的機能」に着目しながら明らかにする。
「神学者の言論活動」やそこで用いられた様々な「情報媒体」そして「言論や情報媒体が及ぼした社会的・政治的作用」と「それに対する統治権力の側の対応」に光を当て、歴史的変化のメカニズムを解明してゆくことが本書の主題である。1540年代~70年代にかけてドイツ・プロテスタント(ルター派)地域で発生した「宗教と神学にかかわる一連の紛争」とそれらの紛争の際にプロテスタント神学者たちがおこなった「言論・プロパガンダ活動」が本書の主な考察対象である。

著者プロフィール

蝶野 立彦(チョウノ タツヒコ)

1966年生まれ。早稲田大学文学学術院非常勤講師。早稲田大学第一文学部卒。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。主な共著書・共訳書に『識字と読書―リテラシーの比較社会史』(昭和堂2010年)『ヨーロッパ宗教改革の連携と断絶』(教文館2009年)『世界の宗教教科書』(大正大学出版会2008年)『ヨーロッパ史のなかのエリート―生成・機能・限界』(太陽出版2007年)等がある。

目次

序説 研究史的概観と問題点の整理 ―― 「宗教改革と宗派化」「神学論争と都市紛争」「大衆的情報伝達と公共性(公共圏)」
第1部 反《仮信条協定》の闘い(1548年‐1551年)とマクデブルクの神学者たち
第1章 都市マクデブルクと反《仮信条協定》プロパガンダ ―― 反《仮信条協定》の闘い(1548年‐1551年)を支えた情報環境と言論構造
第2章 都市マクデブルクの闘いと《神学者たちの言論》の政治的機能 ―― シュマルカルデン同盟、皇帝への抵抗、帝国の諸公共圏
第3章 仮信条協定に対する神学者たちの闘い ―― 「政治的和平」に対する「宗教」の側からの異議申し立て
第2部 16世紀後半のドイツ・プロテスタント地域における宗教紛争と言論統制
第4章 宗教的一致から言論統制へ ―― プロテスタントの内部分裂がもたらした「危機」とプロテスタント諸侯による「宗教的一致」の試み
第5章 神学者たちと都市紛争 ―― 《神学者たちの言論》が都市社会に及ぼした影響と統治権力の対応
第6章 神学者たちによる「言論の自由」の主張とその政治的・制度的帰趨 ―― 《神学者たちの言論》をめぐる「自由」と「管理」の弁証法

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