娘たちへの贈物台湾 乳なる祖国

台湾 乳なる祖国 娘たちへの贈物

鈴木 れいこ 著
四六判 / 180ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1979-8 C0023
奥付の初版発行年月:2014年01月 / 書店発売日:2014年01月15日
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内容紹介

台湾に半生を賭けた父…「わが祖国」振り返る娘の自伝的記録。
占領下の12年間の少女時代の想い出。敗戦による混乱の中での引き揚げ。
晩年、再び台湾に住んでみながら、人々との交流は今も続く。

「…台湾に半生を賭け、私を育ててくれた父を偲びながら、ようやく
私の深いところに根付いていた、生きることへのかすかなためらい、
それが引き起こす多分に投げやりな暮らしぶりなどが、
一気に払拭された気がしたのである。
不思議な安らぎが、全身をじんわりと包んでいく気がしていた。
遅すぎた感はあるけれど、再生の兆しみたいなものが、かすかに動き始めた。
過去と現在の境にあったおぼろな膜が消え去って、
父と取りあった手のぬくもりさえ感じる奇妙な実感があった。」(「終 乳なる祖国」より)

著者プロフィール

鈴木 れいこ(スズキ レイコ)

1935年、台湾台北市生まれ。
1947年、台湾を引き揚げる。青山学院中・高等部を経て、
アメリカのフィラデルフィア・ミュージアム・スクール・オブ・アートに学ぶ。
台湾をはじめアジアの国々、メキシコ、スペイン、ポルトガル、
コスタリカなどで生活。現在は東京に住む。
著書に、『日本に住むザビエル家の末裔』、
『ワトソン・繁子―バレリーナ服部智恵子の娘』(彩流社)、
『旅は始まったばかり』(ブロンズ新社)、
『世界でいちばん住みよいところ』(マガジンハウス)、
『旺盛な欲望は七分で抑えよ』(清流出版)。
   

目次

目次

序 いまだ旅の途中 

第一部 激動の歴史の狭間で 

上海から台湾へ、父のドミノ倒し 
小さな島への大きな期待 
父との追っかけっこ 
私の乳母イワさん 
台湾の少女 
愛犬は「召集令状」を受け取って出征していった 
老鰻に守られての登校 
引き揚げ 

第二部 台湾再訪 

引き揚げた祖国は…… 
元「公学校」教師の工藤先生を訪ねて 
台湾再訪と阿里山の記憶 
原住民の蜂起、霧社事件 
父から聞いた二二八事件 
台湾、二度目の訪問
台湾で気功を学ぶ 
私の二二八事件
郭医師の語る祖国 
釈放された母と兄 

第三部 台湾に再び住んでみる 

時代に翻弄された李先生 
台湾こそが安らげる場所 
台湾に実際に住んでみる 
台北に独り住む 
街頭の靴磨きのおじさん
廟や壇のある風景 
木陰にフルートの旋律が流れる 
里帰りの温泉旅行 
兆如老人安心養護中心 
歳を重ねた親との関係 
ニューエイジ・ヒッピー 1    

終 乳なる祖国  
参考文献 
あとがき 

関連書

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