村上春樹と女性、北海道…。

村上春樹と女性、北海道…。

山崎 眞紀子 著
A5判 / 301ページ / 並製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1941-5 C0095
奥付の初版発行年月:2013年10月 / 書店発売日:2013年10月11日
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内容紹介

村上作品の決定的な魅力は、閉じられた自己を無意識のうちに女性へ投影する、自らの罪意識にあるのではないか…。

「私が本書をまとめようと思ったのは、なぜ、言葉をめぐる障害を女性登場人物が背負うのか、この問題提起に興味を持ったことにあり、村上春樹の作品を読めば、その理由が徐々にわかってくる楽しみがあったからだ。…」(「はじめに」より)
「一九六九年四月、村上春樹と永山則夫は、同じ東京にいた。…」(「あとがき」より)

著者プロフィール

山崎 眞紀子(ヤマザキ マキコ)

札幌大学教授
著書に、『田村俊子の世界―作品と言説空間の変容』(彩流社)、『村上春樹の本文改稿研究』(若草書房)。
編著に、『ライブラリー・日本人のフランス体験、第18巻 文学者のフランス体験Ⅰ~1929』(柏書房)。
共著に、『上海1944-1945 武田泰淳『上海の蛍』注釈』(双文社出版)、『国文科へ行こう!―読む体験入学―』(明治書院)、『新聞で見る戦時上海の文化総覧―「大陸新報」文芸文化記事細目』上下巻(ゆまに書房)、『<3・11フクシマ>以後のフェミニズム 脱原発と新しい世界へ』(御茶の水書房)など。

目次

はじめに―女性と北海道が交差する中で   
第Ⅰ部 喪われる女たち  
 第1章 村上春樹における現実と非現実の方法 ―喪われる直子から羊男へ― 
 第2章 直子の乾いた声―村上春樹『ノルウェイの森』論、『めくらやなぎと眠る女』を手  がかりにして。  
 第3章 『ねじまき鳥クロニクル』論―火曜日の女から金曜日の女へ―   

第Ⅱ部 幻の女たち
 第1章 『国境の南、太陽の西』論―海に降る雨―   
 第2章 『午後の最後の芝生』論―くすの木のような大女に導かれて語るまきのように積み重なったぐったりした子猫のような「僕」の記憶―   
 第3章 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』論―ピンクとブルーの対位法
 第4章 「春樹と多喜二」・国家と女性と身体―『貧乏な叔母さんの話』論・小林多喜二『一九二八・三・一五』を参照に―  
 
第Ⅲ部 村上春樹と北海道
 第1章 「羊男」論―『羊をめぐる冒険』、『ダンス・ダンス・ダンス』を中心に―
 第2章 北海道と疎隔―『羊をめぐる冒険』、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』、『UFOが釧路に降りる』を中心に― 
 第3章〈戦争の記憶〉アイヌ青年の死―『羊をめぐる冒険』論―   
 
補 論 札幌で読む『1Q84』―ゼミの実践から―  


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