「短編の名手」といわれたノーベル賞作家、最初の短編集、完訳!
迫害を逃れポーランドからニューヨークに移住し、イディッシュ語でポーランドに住むユダヤ社会を描き続けた異色の作家。
「ヘンリー・ミラーは古今東西の十大作家はという質問に対して、彼の十大作家の十番目にI・B・シンガーをあげた。ヘンリー・ミラーは彼の作品には『なによりも愛がある、われわれが本で読みなれているものよりももっと大きな、もっと広い愛がある』といっていた。シンガーにとって文学とは人を楽しませるもの以外のなにものでもなかった。そして彼は『性格の分析こそが人間にとって最大の楽しみ』であると断言する。ちなみに筆頭は老子であった」(「悪魔的情念の解放者――I・B・シンガーの人と作品」飛田茂雄)
(社)日本図書館協会 選定図書
Isaac Bashevis Singer、1904~1991
ポーランド生まれ。ワルシャワ・ラビ養成神学校で教育を受け、イデッシュ語で作品を書き始める。1935年、アメリカに移住し、ニューヨークに定住する。本書収録の「ばかものギンペル」がソール・ベローによって翻訳され名声が高まる。1970、74年の2回全米図書賞を受賞。1978年ノーベル文学賞を受賞。日本語訳には『カフカの友と20の物語』(彩流社)『やぎと少年』(岩波書店)『短い金曜日』(晶文社)『ショーシャ』(吉夏社)『父の法廷』(未知谷)など多数ある。
1929年、山形県生まれ。山形高等学校文科(旧制)、東北大学経済学部卒業。翻訳家。訳書にマーク・トウェイン『まぬけのウィルソンとかの異形の双生児』、アイザック・B・シンガーの『カフカの友と20の物語』(ともに彩流社)。
ばかものギンペル
クラクフからやってきた紳士
妻殺し(初訳)
追悼の灯明の下で(初訳)
鏡(初訳)
小柄な靴屋たち(初訳)
喜 び(初訳)
生まれなかったものの日誌選
(初訳)
おやじ
火 事(初訳)
見られなかった人(初訳)
野生・神話・博物誌(訳者あとがき) (社)日本図書館協会 選定図書 木々や草花の美しさ、果実の恵み、人々と織りなす営み・・・・・・
野を歩き、見つめ、思索し、そして愛情深く綴った
ソローの博物誌エッセイ。
『森の生活』で知られるアメリカ人作家ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817-1862)。思想家、博物学者でもあり、ナチュラリスト、環境思想家の先駆けともいわれる彼のエッセイは、単なる自然観察の記録ではない。そこでは野生と神話的世界が響き合い、瑞々しく、発見に満ちた世界を読むものの眼前に繰り広げるのである。
「本書を片手に野外へ出よう。訳者であるこの私もこの訳業が終わった後も、本書を片手に、あるいは心の片隅に携えて、野外に出るつもりである。野生の中に神話的時間、思考を感じるために。」(あとがき より)
タグ: アメリカ文学(作品)
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