1830年代英国。のどか田舎町トリビイ・マグナに、ある日、ふたりの男が帰還した―
1832年の第一次選挙法改正の時代、加熱する選挙戦を背景に明らかになっていく
登場人物たちの秘められた過去。謎は絡み合い、そして・・・・・・。
「・・・・・・エリオットは、ある意味では処女作以来の「古きよきイギリスの田舎」」の物語
に還ったとも言えるが、別の意味ではそのような初期の作品群よりもはるかに現実的な、
時事的とさえ言えるような、野心的な政治思想をこめた作品を作り出したのである。」(解説より)
刊行開始!
スケールの大きい劇的な構成、
緻密に追求される登場人物の心の動き、
視野の広さと洞察の深さを両立させる圧倒的な描写力―
『ジョージ・エリオット全集』(10巻 全12冊)
夏目漱石も愛読したという、19世紀英国リアリズムを代表する女性作家ジョージ・エリオットの
小説と詩をついに集成!名言がちりばめられ、読むほどに味わい深い作品世界がここに。
Marianne Evans(George Eliot), 1819-1880
津田塾大学英文学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。
現在、甲子園短期大学特任教授。著書に、『ジョージ・エリオットと出版文化』(南雲堂、2011)。
第一部 『エドワード・ネヴィル』/マリアン・エヴァンズ著 ジュリエット・マクマスター他 編
はしがき ジュリエット・マクマスター
本文についての覚書 ボニー・ヘロン/タニア・スミス
『エドワード・ネヴィル』 マリアン・エヴァンズ(ジョージ・エリオット)
注解 ジュリエット・マクマスター
解説 ジュリエット・マクマスター
史的事実についての後記 タニア・スミス
引用文献および参考文献
第二部 『エドワード・ネヴィル』をめぐって/ 樋口陽子 著
第一章 『エドワード・ネヴィル』について
一 作者/二 未完の歴史ロマンス/三 ジュヴェニリア出版
第二章 副主人公ヘンリー・マーテン
一 親族/二 ヘンリー・マーテンと清教徒革命
第三章 ゆかりの地を訪ねて
一 チェプストウ教区教会とチェプストウ博物館
二 チェプストウ城とティンタン修道院/三 ピアスフィールド
四 ハンティンドン博物館/五 ケンブリッジ大学シドニー・サセックス・コレジ
参考書目
あとがき
年表 (社)日本図書館協会 選定図書 時は清教徒革命から王政復古へいたる動乱期、
幽閉された伯父のもとへ、ひとりの若者が馬を駆る―
ジョージ・エリオット14歳の筆になる、未完の歴史ロマンス。
作者のマリアン・エヴァンズ(1819-80)はのちに男性名のペンネームを用いて作家となり、小説(『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』など)、エッセイ・評論を執筆。「ジョージ・エリオット」という名はイギリス文学史に深く刻まれた。
本書では、第一部で『エドワード・ネヴィル』のテクストにC・アレグザンダー、J・マクマスター教授らによる詳細な解説を付した「ジュヴェニリア出版」版(オーストラリア)の翻訳を、第二部では『エドワード・ネヴィル』の主要登場人物のひとりヘンリー・マーテンと彼が生きた清教徒革命の時代、舞台となった場所などを詳しく紹介。大作家となる以前のひとりの少女の想像力と創作の過程を追う。
タグ: イギリス文学(作品), ジョージ・エリオット
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