ジェイムズの小説とモダニティ総体としてのヘンリー・ジェイムズ

総体としてのヘンリー・ジェイムズ ジェイムズの小説とモダニティ

海老根 静江 著
四六判 / 243ページ / 上製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1686-5 C0098
奥付の初版発行年月:2012年10月 / 書店発売日:2012年10月12日
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内容紹介

さまざまな解釈理論を生みつづけるヘンリー・ジェイムズ。

ジェイムズが生涯をかけて追求した「リアリズム小説」とは何だったのか。
彼の「モダニティ」に内在する諸々の関係性のなかに「小説家ジェイムズ」が立ち現われる。

版元から一言

◉ヘンリー・ジェイムズ(1843-1916)
19世紀後半〜20世紀の英米文学を代表する小説家。
精緻極まりない英語で、意識のレヴェルで人と世界の関係性を探った。
難解なテクストで知られ、同時代を生きた夏目漱石(1867-1916)も
「ヘンリーは有名な小説家で、非常に難渋な文章を書く男である。
ヘンリーは哲学のような小説を書き……」と記している。

◉(社)日本図書館協会 選定図書

◎紹介されました!(掲載情報についてはコチラ

◉書評……週刊読書人(2013年1月4日)/里見繁美氏(大東文化大学)
     アメリカ学会会報 No.183(2013年12月)/石塚則子氏(同志社大学)
     日本アメリカ文学会『アメリカ文学研究』第50号/別府惠子氏(2014年3月)

著者プロフィール

海老根 静江(エビネ シズエ)

お茶の水女子大学名誉教授。著書等に『かくも多彩な女たちの軌跡 英国圏文学の再読』(海老根静江・竹村和子編著、南雲堂、2004年)、『女というイデオロギー アメリカ文学を検証する』(海老根静江・竹村和子編著、南雲堂、1999年)、『アーネスト・ヘミングウェイ』(海老根静江編著、山口書店、1981年)などがある。

目次

序章 ヘンリー・ジェイムズとモダニティ

第一章 模索するヘンリー・ジェイムズ
  謎としての『ある婦人の肖像』
 「流行」と「歴史の感覚」
   ――「デイジー・ミラー」と「情熱の巡礼」
 『悲劇の美神』と演劇
 『ガイ・ドンヴィル』と『向こうの家』
  新たな模索──『ねじの回転』と『聖なる泉』

第二章 「円熟期」小説の構造
 『使者たち』のパリ
 『鳩の翼』と金融の都ヴェニス
 『黄金の盃』の構造 

第三章 補強する作品群と「セクシュアリティ」および「近代」
 「密林の獣」と「荒涼のベンチ」
   ──男と女、「ホモセクシュアル・パニック」
 ジェイムズのフェミニズム小説『ボストンの人々』
 「新聞」──大衆化社会のメディア
 「関係」と「力」

第四章 小説家たちの中のヘンリー・ジェイムズ
 プルーストとジェイムズ
 バルザックとトルストイ
 フローベール

第五章 ジェイムズと「フィクションの家」
 「小説(フィクション)」の家
 ヘンリー・ジェイムズと時代

第六章 「富」と「抽象」
  ――ヘンリー・ジェイムズとウォレス・スティーヴンズのフロリダ
 ジェイムズの『アメリカの風景』とスティーヴンズの「フロリダ詩」
 ジェイムズのフロリダ
 スティーヴンズのフロリダ
 フロリダ、モダニティ、モダニズム

第七章 「黄金/金色の嘘」と『黄金の盃』
  ――テクストの構造と読みの多様性について

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