紀行・三国志異聞変わる中国、変わらぬ中国

変わる中国、変わらぬ中国 紀行・三国志異聞

佐藤 竜一 著
四六判 / 234ページ / 並製
定価:1,900円 + 税
ISBN978-4-7791-1580-6 C0026
奥付の初版発行年月:2010年10月 / 書店発売日:2010年10月22日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。

内容紹介

宮沢賢治と交流のあった中国の詩人黄瀛(こうえい)の研究者が綴る時を越えた旅・・・

高度経済成長を続ける、変転著しい現代中国。
だが、変わらないものもあるのではないか? 
旅を通し、「三国志」を通して追求した生きている中国。

「初めて行った外国が中国だった。1982年夏。中国吉林省の省都である長春に一月ほど短期留学をしたのである。
私はその頃、大学卒業後勤めた教材会社をやめ、フリーの校正者として生計を立てていた。そのかたわら、新島淳良(元早稲田大学教授)の私塾で中国語や魯迅について学んでいたが、新島さんと接するうちに中国に対する興味が強くなっていき、その国を訪れてみたくなったのだ。
 そのころの中国はまだ貧しく、私は50年ほど時間がタイムスリップしたような気分に襲われた。だが、出会った中国の人々は皆素朴で、人間味にあふれていた。そのころ交わした対話や出来事が今でもときおり鮮明に頭の中に浮かんでくる。」( 本書「第1章」より)

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

佐藤 竜一(サトウ リュウイチ)

さとう りゅういち
1958年岩手県生まれ。一関第一高校を経て法政大学法学部卒業。東京での編集
   者・記者生活を終えて、帰郷。岩手に関する郷土出版物の編集者を経て、2009年
   10月より岩手大学で「日本の文学」(宮沢賢治入門)を講義している。
著書 『黄瀛―その詩と数奇な生涯』(1994年、日本地域社会研究所)
   『宮沢賢治の東京―東北から何を見たか』(1995年、日本地域社会研究所)
   『日中友好のいしずえ―草野心平・陶晶孫と日中戦争下の文化交流』(1999年、日
    本地域社会研究所)
   『世界の作家 宮沢賢治―エスペラントとイーハトーブ』(2004年、彩流社)
   『盛岡藩』(2006年、現代書館)
   『宮澤賢治 あるサラリ-マンの生と死』(2008年、集英社)
共著 『帆船のロマン―佐藤勝一の遺稿と追想』(2002年、日本エスペラント学会)
   『灼熱の迷宮から。』(2005年、熊谷印刷出版部)
   『ずっぱり岩手』(2007年、熊谷印刷出版部)
   『戊辰戦争を歩く』(2010年、光人社)
   『柳田国男・新渡戸稲造・宮沢賢治―エスペラントをめぐって』(2010年、日本
    エスペラント学会)ほか
共訳 『三国志 中国伝説のなかの英傑』(1999年、岩崎美術社)

目次

第1部 変わる中国、変わらぬ中国   

第1章 吉林省・長春から  

中国残留婦人との出会い 

万人坑を訪ね、戦争の悲惨さを知る   

ぎょうざの思い出 

人民と個人  

上海のにせガイド 

日本熱と詩人黄瀛   

個人経営(フリー)の青年  

日本鬼子  

香港脚  

実現しなかった温泉浴   

長距離バス旅情  

公共心とスローガン  

トラクターを改造した三輪車  

農村で感じた冷たい視線  

「豊かさ」に見る日本の影   

ダフ屋の青年   

長距離列車旅情   

第2章 中国の光と影    

水墨画の世界――黄山 

南京での眠れない夜  

南京大虐殺記念館にて      

国営放送の弊害   

天安門事件の影   

人治国家の国     

日本語サロン  

タクシードライバー                          

第3章 三国志の旅   

華佗の墓 

テレビ劇『三国演義』の撮影クルー          

葉タバコを道路で脱穀   

魏王朝が創建された跡――受禅台          

世界で一番古い城――漢桑城  

「三顧の礼」の舞台              

第2部 三国志異聞  

第1章 三国志異聞               

諸葛亮の親友・徐庶  

美女に弱い? 関羽 

醜男ではなかった? 張飛 

知勇備えた武将・趙雲   

華佗の死  

曹操は殺人狂?        

呂蒙の死  

忠義の人・張遼   

諸葛亮と孟獲  

龐統の死           

赤兎馬は実在したか?                             

第2章 成語で知る三国志     

三人寄れば孔明の知恵   

月 旦   

髀肉の嘆  

三顧の礼             

水魚の交わり  

連環の計   

鶏 肋  

白 眉   

泣いて馬謖を斬る         

刮 目   

美人局  

王佐の才   

危急存亡の秋  

苦肉の計 

文章は経国の大業、不朽の盛事   

死せる孔明、生ける仲達を走らす        

伯仲の間  

老驥伏櫪   

読書百偏、義自ら見わる   

三 余  

螳螂の斧  

破竹の勢い   

白 波           

洛陽の紙価貴し  

鞠躬尽力、死して後巳まん  

喜怒を色に形さず        

梁上の君子  

白眼と青眼   

窮途の哭  

玉山将に頽れんとす 

窮鳥懐に入る 

釜中の魚   

方 寸 

鳳 雛

関連書

タグ:紀行

ページの上部へ▲

タグ: ,