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当事者の証言!!
団塊世代の学生運動史については、いままで数多の書物で語られてきたが、その後の運動、特に共産主義崩壊前後の学生運動についてはほとんど語られてこなかった…。
バブルに浮かれた時代の裏側で本当にあった革命と戦争の話。
学生運動のメッカ、法政大学の「黒ヘルのリーダー」として80年代から90年代にかけて運動を牽引した著者の回想記。これまで誰も語らなかったセクト対ノンセクトの内ゲバの実態、「共産主義崩壊」前後の運動状況がはじめて明らかになる。
絓秀実推薦!!
「今、焦眉の課題は、「1968年」が、その後、どのように流出していったかを跡づけることだ。本書をもって、ようやく、その課題が果たされる。反スターリン主義を掲げる新左翼セクトの圧政からソ連邦に亡命したという真の「過激派」中川文人が、聞き手に、余りにも真摯であるがゆえにファシストを名のる「歴史家」外山恒一を得て語る本書は、荒唐無稽にして波乱万丈、深甚にして自在に歴史の表層を滑走する、急進主義の華である。」<絓秀実(文芸評論家)>
1964年生まれ。法政大学中退、レニングラード大学中退。作家、詩人。「地獄誕生の物語」(以文社)、「身近な人に「へぇー」と言わせる意外な話1000」(朝日文庫)、「数字のどこをみてるんだ!」(宝島社)、「余は如何にしてイスラム教徒となりし乎」(アイピーシー)など著書多数。
なお、「身近な人に「へぇー」と言わせる意外な話1000」は、文庫版、デジタル版、電子辞書版合計200万部を超すダブルミリオンセラーです。
1970年生まれ。革命家。2007年、東京都知事選に立候補し、異色の政見放送で注目を集める(当時YouTubeの瞬間アクセス数で世界一を記録)。「青いムーブメント」(彩流社)、「ぼくの高校退学宣言」(徳間書店)、「最低ですかーっ!-外山恒一語録」(不知火書房)など著書多数。
ガラパゴス諸島の闘争――あまりにも長いので最後に読んだ方がいいかもしれない「まえがき」
第一部 中核派の最大拠点校
第一話 じいさんは革命家
第二話 兄ちゃんも革命家
第三話 就職率が一番低いのは…文学部哲学科だ!
《年表『法大学生運動と私』》
第四話 「七・一〇体制」とは何か?
第五話 法政の黒ヘルは怖いんですよ
第六話 バリストとロックアウト
第七話 試験もなんにもない大学
第八話 新入生オルグ大作戦
第九話 合宿、合宿、また合宿
第十話 中核派を刺激するな!
■コラム「黒と白」││6
第二部 開戦! 中核vs黒ヘル
第十一話 おれが文学部自治会の委員長!?
第十二話 〝KGBの大佐〟がやってきた
第十三話 下手すりゃ殺されるよ
第十四話 辺境の革命政権
第十五話 中核派の狙いは黒ヘルの完全下請け化である
第十六話 〝客人〟たちの暗躍
第十七話 暴動の夜
第十八話 敵の首領・松尾を打倒せよ
第十九話 学館人質論
第二十話 ハンスト闘争と“試練の十番勝負”
第二十一話 今さら作戦の変更もできないし…
第二十二話 決戦!
第二十三話 亡命先はソ連邦
■コラム「敵の首領・松尾眞氏の運勢を占う」
第三部 黒ヘルの帝国
第二十四話 激動のレニングラード
第二十五話 黒ヘルの大親分
第二十六話 OBのくせにストなんか煽りやがって
第二十七話 後輩がリンチされた!
第二十八話 奴らは学生の手に負える相手じゃない
第二十九話 緊急OB会議
第三十話 主犯格の女
第三十一話 悪の頂点を極めた男
第三十二話 カクマルを何人殺してきたと思ってんだ!
第三十三話 自宅襲撃
第三十四話 中核派は中川さんの殺害を計画しています
第三十五話 勝利、そして引退
法政大学は、ヘンな大学である。
学生運動が、二〇〇九年現在も、まだ持続している。
新聞やテレビでも少しは報道されているので、知っている読者もあるかもしれないが、二〇〇六年三月以来、法大では活動家学生と大学当局との衝突が繰り返され、現在までにのべ百名以上が逮捕される異常事態が生じている。
新聞やテレビの報道はしかし一方でアテにならないもので、それによると騒いでいるのは「中核派」という特殊な集団のメンバーとその同調者にすぎず、したがって報道を真に受けて、事実そのとおりなのだろうと思い込んでいる読者もまたあるかもしれない。
ところがそうではないのである。
たしかに運動を担っているのは、同大学の学生全体から見ればごくごく少数派の、せいぜい十数人にすぎないのだが、そしてたしかにうち七割ぐらいは中核派のメンバーなのだが、残りはいわゆる「ノンセクト・ラジカル」、つまり特定の組織に属さない“個人的過激派”の面々なのである。
と書くと今度は“事情通”めいた人々に、「中核派は法大の学生運動を長年支配している組織であるから、その“ノンセクト”の諸君とやらも、中核派の運動にいやいや付き合わされているか、それともやはりマスコミの言うように従属的な同調者たちなのだろう」といった誤解を与えてしまいそうだ。
ところがところが、まったくそうではないのである。
過去のそれも含めて、学生運動のことなどまったく知らない若い読者もあるだろうし、年配の読者もある時期以降の学生運動の状況についてはまったく知らないのがどうやら普通であるらしいから、迂遠になるが、一からいちいち説明しよう。
まず現在の状況である。
学生運動が持続している大学は、実は(?)法政大学だけではない。
おそらく全国で二十か三十ぐらいの大学に、それは二〇〇九年現在もなお存在している。ところが、知ってる人は知ってるように、そのほとんどはいわゆる新左翼党派によるものである。新左翼党派とは、主に一九五〇年代後半から一九七〇年代前半にかけて、何十コも次々と登場した“過激派”組織のことで、そのほとんどはすでに消滅してしまっているが、いくつかの組織が現在も一定の規模で存続している。中核派と革マル派がその代表格である。そして現在、学生運動が存在する二、三十の大学のほとんどはこの両派いずれかの“拠点校”であり、要するに彼らが組織的な方針として活動家を送り込み(三〇代以上の年輩活動家をわざわざ受験させ入学させたりさえする)、ムリヤリ持続させているのである。当然、一般の学生に対する影響力はほとんどない。
一方、がっちりとした組織を持たないノンセクトの活動家は、当然、そこまであからさまに〝拠点の維持〟のための組織的努力をしないので、時代状況や個別の大学の学内状況を反映して自然に増えたり減ったりする。現在ではほぼ壊滅状態と言ってよく、ノンセクトの学生運動がわずか数名規模によるものとしても一定の存在感を持って持続している大学は、全国的に見ても法政大学以外にないと言ってよい。 絓秀実推薦!!
「今、焦眉の課題は、「1968年」が、その後、どのように流出していったかを跡づけることだ。本書をもって、ようやく、その課題が果たされる。反スターリン主義を掲げる新左翼セクトの圧政からソ連邦に亡命したという真の「過激派」中川文人が、聞き手に、余りにも真摯であるがゆえにファシストを名のる「歴史家」外山恒一を得て語る本書は、荒唐無稽にして波乱万丈、深甚にして自在に歴史の表層を滑走する、急進主義の華である。」<絓秀実(文芸評論家)> 当事者の証言!!
団塊世代の学生運動史については、いままで数多の書物で語られてきたが、その後の運動、特に共産主義崩壊前後の学生運動についてはほとんど語られてこなかった…。
バブルに浮かれた時代の裏側で本当にあった革命と戦争の話。
学生運動のメッカ、法政大学の「黒ヘルのリーダー」として80年代から90年代にかけて運動を牽引した著者の回想記。これまで誰も語らなかったセクト対ノンセクトの内ゲバの実態、「共産主義崩壊」前後の運動状況がはじめて明らかになる。
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