『日本書紀』壬申紀を検証する異論 壬申の乱

異論 壬申の乱 『日本書紀』壬申紀を検証する

榊原 康彦 著
四六判 / 304ページ / 並製
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-7791-1464-9 C0021
奥付の初版発行年月:2009年10月 / 書店発売日:2009年10月09日
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内容紹介

古代史上最大の内戦“壬申の乱”の真相!
秘められた「壬申紀」のコード

 日本の古代史は、「壬申の乱」における大海人皇子の勝利によって、形作られたといっても過言ではない。そして「壬申の乱」を知るには、『日本書紀』壬申紀に依存せざるを得ないのだが、これは、「勝者の歴史書」であり、必ずしも、真実を語っているとは限らないのである。
前著で「壬申の乱は、天武元年六月、大海人皇子が挙兵を決意してから、わずか二ヶ月で、奇跡的に勝利した戦い(聖戦)であったのか。大海人皇子の吉野入りは、古人大兄皇子のそれの焼き直しの感が強い。そこには皇位の簒奪を正当化するための作為が感じられる」と疑問を投げかけた著者の畢生の書。歴史の裏側に迫る!

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

榊原 康彦(サカキバラ ヤスヒコ)

1942年豊橋市にて生まれる。
1966年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
(株)富士銀行を経て芙蓉総合リース(株)と一貫して金融、審査・
融資部門を歩む。
現在、「古代史教養講座」に所属、理事・世話人を務める。
著書に『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀 ―謎の古代三河と大和』
(彩流社、2006年2月)がある。

目次

◆収録目次◆
はじめに
第一章 壬申の乱の経緯
 一節 『日本書紀』の云う壬申の乱に至る経緯
 二節 壬申紀に云う「壬申の乱」の経緯
第二章 大海人皇子軍進軍路
 一節 『日本書紀』壬申紀の大海人皇子軍進軍路
 二節 『続日本紀』が記載する「持統太上天皇の三河行幸」の行程
 三節 『太神宮諸雑事記』が記す倭姫の天照大神奉斎地の変遷
 四節 天照大神奉斎地の変遷
 五節 伊勢神宮の内宮と外宮
 六節 「壬申の乱」の隠れたヒロイン、倭姫
第三章 大海人皇子軍と大友皇子軍の勢力比較
 一節 大海人皇子軍の挙兵と生立ち
 二節 軍事力の根源
 三節 勢力推定比較
 四節 『日本書紀』壬申紀記載の検証
 五節 支持勢力比較
第四章 壬申の乱の功臣と大海人皇子軍
 一節 『壬申の乱の功臣』
 二節 論功行賞
 三節 大海人皇子軍編成
 四節 大海人皇子軍兵力の性格
 五節 大海人軍勝利の要因
第五章 近江朝廷軍
 一節 天智十年体制
 二節 近江朝廷軍
 三節 近江朝廷軍の氏族別分類
 四節 戦犯の処分
第六章 壬申の乱の特質
 一節 「壬申の乱」は王権(大王位)を巡る紛争である
 二節 「壬申の乱」は律令体制の再構築と推進を目的とした内戦である
 三節 「壬申の乱」は中央集権体制への地方豪族・官人の反乱である
 四節 日本古代史上最大規模の戦乱
 五節 百済系渡来人重用に反発するその他渡来人の反乱であった
 六節 天智朝(近江朝)の外交政策への反発
 七節 日本における史上初の本格的騎馬戦争である
 八節 情報戦と「根回し工作」
 九節 「壬申の乱」九州説
第七章 「壬申の乱」関連文献
 一節 『日本書紀』
 二節 『古事記』の編纂
 三節 壬申の乱をめぐる説話群
あとがき/参考文献

関連書

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