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21世紀に求められる「知」の本質とは何か? 現代アメリカ文化への洞察をもとに恐怖の連鎖――テロという現象の重層性にせまる「ドン・デリーロの『リブラ』におけるテロリストの肖像」から「エコ・テロリズムの物語学」まで12の論点!
アメリカ文学・文化、精神分析批評。成蹊大学教授。著書に『トラウマの声を聞く:共同体の記憶と歴史の未来』(みすず書房 2006年)、『歴史とトラウマ:記憶と忘却のメカニズム』(作品社 2000年)。監訳書に『トラウマへの探求:証言の不可能性と可能性』(C.カルース 作品社 2000年)。論文収録書に「『モーセと一神教』は二十一世紀の世界に何を伝えているのか?:集団のトラウマという発見」『埋葬と亡霊:トラウマ概念の再吟味』(人文書院 2005年)。雑誌論文に「『核』の空間/言語の空間:containment と deterrenceのレトリック」『アメリカ研究』第42号(2008年3月)、「文学研究が実践であり続けるために」『英語青年:特集文学系文化論の可能性』(2007年11月号)、「アメリカ国家のメランコリー:記号のパイオニア J. バトラーのスピーチ・アクト」『現代思想増刊号』第34巻第12号(2006年10月 青土社)、「デリダ・正義・アメリカ:"perhaps, perhaps"という声がする」『現代思想:特集ジャック・デリダ』(2004年12月号 青土社)、「俺じゃない、エイハブはあいつだ:ポスト九・一一レトリックのために」『ユリイカ』(2002年3月号)他。
目 次 恐怖の中で/恐怖を超えて思索すること
――序にかえて 下河辺 美知子
第1部 歴史にひそむ恐怖
一 シンパシーと恐怖 ――チャールズ・ブロックデン・ブラウン『エドガー・ハントリー』論 庄司 宏子
二 失われた歴史のテロル ――ディートリッヒ・ニッカーボッカーのニューヨーク探索 若林 麻希子
三 部屋の中の男 ――トン・デリーロの『リブラ』におけるテロリストの肖像 都甲 幸治
第2部 戦争と恐怖
四 『目覚め』のテロル ――ケイト・ショパンと二つの戦争 舌津 智之
五 恐怖の古層 ――戦争物語と極私性 新田 啓子
第3部 恐怖の数々はジャンルに宿る
六 「死」を生かすための写真術 ――『七破風の屋敷』における再現・表象 小宮山 真美子
七 ハリウッド・ゴシック ――一九三〇年代のホラー映画に見る恐怖の構造 大和田 俊之
八 Is Oklahoma! OK? ――『オクラホマ!』における生 政 治のメカニズム 日比野 啓
第4部 共同体の中で恐怖について語ること
九 テロリストである可能性への恐怖 ――「内包」と全体主義の密やかな関係 下河辺 美知子
十 Games People Play ――『八月の光』におけるジョーと南部の権力ゲーム 源中 由記
十一 内なる報復者 ――極右・パラノイア・反政府主義 権田 建二
十二 語るのは誰か? ――エコ・テロリズムの物語学 巽 孝之
タグ: アメリカ文学(評論), 絵画・美術
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