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1971年1月11日、33歳の若さで事故死した前衛舞踊家・伊藤ミカ。
夫・伊藤文学が渾身の筆力で彼女の生涯を綴り、当時、脚光をあびたミカの全貌を記す。
世界中が熱かった60年代後半。日本では、とりわけ芸術・文化の世界では寺山修司や唐十郎の「演劇」、土方巽や大野一雄の「舞踏(ダンス)」は文化の最前線を牽引した。そんななか、一人の公立中学の教師・伊藤ミカは「舞踊」に目覚め、舞踊家として活動を開始する。マスコミの喧伝によって、世間からはスキャンダラスな存在と目されるが、澁澤龍彦・栗田勇・粟津潔・宇野亜喜良・金子國義・篠山紀信・四谷シモンら当時の尖鋭的な批評家・芸術家との交流を深め、その輝きを増す。しかし不慮の事故で短いその生涯を閉じてしまうのだった。知る人ぞ知る、まさに孤高の舞踊家・伊藤ミカを復権する。写真資料多数収載。
1932年東京生まれ。代沢小学校、世田谷学園、駒澤大学文学部国文科卒業。大学時代に大学歌人会を結成して活躍。歌集『靴下と女』がある。1964年の『ぼくどうして涙がでるの』は末の妹・紀子の心臓病との闘病生活と、同室の少年・芳っちゃん(5歳)との心の交流を描き日活で映画化、ヒットし、本もベストセラーになって心臓病の啓蒙に多大な貢献。1965年頃より同性愛の問題に取り組み、1971年7月、日本初の同性愛雑誌『薔薇族』創刊。再三再四、休刊復刊を繰り返したが遂に2009年4月、400号で終刊した。著書には、『心が砕けてしまいそう』『薔薇族編集長奮戦記』『薔薇を散らせはしまい』『薔薇ひらく日を』『編集長「秘話」』『薔薇よ永遠に』『薔薇族の人びと』等がある。伊藤文学ブログ▼http://bungaku.cocolog-nifty.com/barazoku/
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