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北アイルランドのプロテスタント

北アイルランドのプロテスタント 歴史・紛争・アイデンティティ

松井 清 著
A5判 / 341ページ / 上製
定価: 3800 + 税
ISBN978-4-7791-1385-7 C0022
奥付の初版発行年月:2008年12月 / 書店発売日:2008年12月24日

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内容紹介

神とアルスターのために――。
北アイルランド紛争を知る上で、外部からは理解しがたいユニオニストのメンタリティーに光をあて、単純に図式化されがちな紛争の背景に最新の調査をまじえて迫る論考。

宗教の違いは「本当の紛争」に影響することはあっても、宗教それ自体が紛争をもたらす原因ではなく、……紛争は二つのコミュニティの大多数の住民の記憶、伝統、アイデンティティ、忠誠心などをめぐる紛争であり……北アイルランド紛争解決の困難さは、双方の社会経済的な相違のなかに、それぞれの歴史的記憶、ナショナル・アイデンティティ、そして宗教も融合しており、それが敵対的な集団的忠誠心を創出しているからである。(本文より)

著者プロフィール

松井 清(マツイ キヨシ)

明治学院大学社会学部教授・副学長。専攻、比較社会学。著書等に『教育とマイノリティ 文化葛藤のなかのイギリスの学校』(松井 清著、弘文堂、1994年)などがある。

目次

主要収録目次

第Ⅰ部 北アイルランド紛争─和平と暴力の交差する場面──
 第一章 「聖金曜日の合意」とユニオニストの選択
   1 「聖金曜日の合意」とその周辺
   2 住民投票 
   3 自治議会選挙
 第二章 オレンジ会のパレードとドラムクリーの攻防
   1 オレンジ会と「トゥウェルフス」
   2 ドラムクリーの攻防

第Ⅱ部 政治・宗教・アイデンティティ
 第三章 北アイルランド紛争における「ネイション」の位置
   1 ユニオニズムとナショナリズム
   2 「一つのネイション」と「二つのネイション」  
   3 ネイションの宗教的基盤
   ── デイヴィッド・W・ミラーの問題提起 ──
 第四章 北アイルランド紛争における「宗教」の位置
   1 北アイルランド紛争の説明
   2 非宗教的説明
   3 宗教紛争としての北アイルランド紛争

第Ⅲ部 プロテスタントのコミュニティ
 第五章 アルスター・プロテスタント
   1 プロテスタントとカトリック ── 分断の諸相 ──
   2 プロテスタントのコミュニティ
   3 ブリティッシュとアイリッシュシュネス」の歴史的背景
 第六章 保守的なプロテスタンティズム
   1 保守とリベラル

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