フランス思想・文学の受容とその影響韓国と西洋

韓国と西洋 フランス思想・文学の受容とその影響

丁 奇洙 著, 金 容権 訳
四六判 / 304ページ /
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1366-6 C0022
奥付の初版発行年月:2008年07月 / 書店発売日:2008年07月15日
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内容紹介

韓国が西洋の文化、とくにフランス文学と思想をどのように受容し、その影響によっていかに変化したかを描く。またこの受容過程(「近代化」)での日本の影響を真摯に受け止め、文化の一体性と連帯性の確認をする。韓国の比較文学、比較文化論でもある。

版元から一言

 本書は、西洋の文化、とくにフランス文学と思想が韓国にどのように導入され、そしてそれを韓国ではどのように受容したかを、歴史的にたどり、さらに西洋文明の影響によって韓国がこの一世紀余りでどのように変化したかを描いている。驚くべきことに、この西洋文化の受容過程、言い換えれば「近代化」において、韓国は日本の影響を思いのほか多く受けている。これは独り文学と文化にとどまらず、他の文化学、例えば哲学、歴史においてそうであり、理工学においてもまたそうであった。日韓の文化的なバランスシートは、古代にあっては常に日本の方が韓国に負っていたが、近代においてはその形勢が逆転するようになった。
また本書は韓国と西洋、とくにフランスの文化交流史であるとともに、日本と西洋、とくにフランス、そして韓国の比較文学、比較文化についても扱っている。    (「日本版序」より)

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

丁 奇洙(チョン ギス)

1928年7月、金羅北道長水郡生まれ。ソウル大学文理学部仏文学科卒。助手を経て、全北大学、ソウル大学、公州教育大学の教授を歴任。フランス・ボルドー第3大学にて文学博士取得。フランス政府から教育・文化勲章授与。翻訳としてランソン『フランス文学史』、ユゴー『レ・ミゼラブル』、ボードレール『悪の華』、M.クーラン『朝鮮書誌』など多数。

金 容権(キム ヨンゴン)

1947年、岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て現在、翻訳・著述業。主な著書に『日本帝国の成立』(山城 幸松との共著、日本評論社、2003年)、『朝鮮韓国近現代史事典 第2版』(韓国史事典編纂会・金 容権 編著、日本評論社、2006年)、『早わかり韓国を知る事典 増補改訂』(金 容権 編著、東海教育研究所 、2005年)、主な訳書に『朝鮮事情-朝鮮教会史序論』(ダレ 著、金 容権 訳、平凡社(東洋文庫)、1979年)などの他、多数の著訳書がある。

目次

日本版序
シモン・ジューヌ教授の序文
著者まえがき
第一部 初期における韓国人の西欧文化との接触
 第一章 オランダ人との接触
 第二章 中国からの西欧文化の導入
 第三章 カトリック教とフランス宣教師の潜入
 第四章 西欧列強への開国に向かって
第二部 韓国におけるフランス文化の伝播
 第一章 開国から日韓併合まで
政治的状況/近代化の企て/フランス宣教師の入国/フランス文化の導入
 第二章 日本の統治時代(一)
政治的、文化的情況/一九一一〜一九年の概観/記事/フランス文学作品の翻訳/文芸誌『泰西文芸新報』
 第三章 日本の統治時代(二)
一九二〇〜三九年の概観/記事/翻訳/一九四〇〜四五年
 第四章 一九四五年以降
解放、独立に続く戦争(一九四五〜五三)/記事と翻訳(一九四五〜七〇)/一九七一〜八〇年
 第五章 韓国における翻訳及びその理論と実際
韓国における翻訳/翻訳の理論と実際
 第六章 フランス語の普及
朝鮮鎖国時代/開化期(一八七六〜一九一〇)/日本統治時代(一九一一〜四五)
 第七章 解放以降のフランス語の普及
国際化時代/外国語教育の問題点/大学の外国語文学科について
訳者あとがき

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