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カナダを代表するストーリーテラー、マーガレット・アトウッドを味わいつくすために、必読のパーフェクトガイドブック!
カナダ国内はもとより国際的に高い評価を得ているアトウッド(1939-)。
2000年にブッカー賞を受賞し、日本でも多くの作品が翻訳され、魅力的なストーリーテリングで読者を惹きつけている。
彼女の物語は、一見シンプルなスタイルをとっているが、膨大な古典の知識をもとに、選びぬかれた言葉と多層的意味を含む複雑な構造となっており、謎解きが散りばめられている。
長編全作品・短編・批評・詩の解説、インタビュー、作家経歴、キーコンセプトの数々から、その魔術的物語の全貌を検証する。
■アトウッドが描いたイラスト、カラー口絵付。
津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、東京家政大学教養部教授。
▼主要著書
『ジェイン・オースティン——小説の研究』(共著、荒竹出版社、1981年)
『現代イギリス小説と女性』(共著、荒竹出版社、1985年)
『フェイ・ウェルドン——魔女たちの饗宴』(共著、勁草書房、1991年)
『アンジェラ・カーター——ファンタジーの森』(共著、勁草書房、1992年)
『愛の航海者たち——イギリス文学にみる愛のかたち』(共著、南雲堂、1994年)
『イギリス女性作家の半世紀4 80年代・女が語る』(編著、勁草書房、1999年)
『ダロウェイ夫人』(共著、ミネルヴァ書房、2006年)
▼主要訳書
バーニス・ルーベンス『スプリング・ソナタ』(創流社、1996年)
津田塾大学大学院修士課程修了。現在、和洋女子大学人文学群言語・文学系教授。
▼主要著書
『E.M.フォースターの小説』(八潮出版、1981年)
『イギリス女性作家の半世紀1 50年代・女が問う』(編著、勁草書房、1999年)
▼主要訳書
E.M.フォースター『ある家族の伝記——マリアン・ソーントン伝』(共訳、みすず書房、1998年)
津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、都留文科大学文学部教授。
▼主要著書
『〈衣裳〉で読むイギリス小説——装いの変容』(共編著、ミネルヴァ書房、2004年)
『ダロウェイ夫人』(編著、ミネルヴァ書房、2006年)
『英語文学事典』(共編著、ミネルヴァ書房、2007年)
津田塾大学大学院修士課程修了。現在、和洋女子大学人文学群言語・文学系教授。
▼主要著書
『アンジェラ・カーター——ファンタジーの森』(編著、勁草書房、1992年)
『イギリス女性作家の半世紀3 70年代・女が集う』(編著、勁草書房、1999年)
▼主要訳書
『女性自身の文学——ブロンテからレッシングまで』(共訳、みすず書房、1993年)
東京都立大学大学院修士課程修了。元常磐大学人間科学部教授。
▼主要著書
『P.D.ジェイムズ——コーデリアの言い分』(共著、勁草書房、1992年)
『イギリス女性作家の半世紀5 90年代・女が拓く』(編著、勁草書房、2000年)
▼主要訳書
バーニス・ルーベンス『ポンソンビー・ポスト』(創流社、1995年)
日本の読者の皆様へ
I アトウッド・ワールドのサーチライト
解釈空間におけるアトウッド〜解体/再構築
脱中心の奇妙な物語〜カナダという文脈
物語も人間も複数で
サークルを破ってウィルダネス(荒野)へ!
包み紙を捨てよう
変身のシナリオ〜おとぎ話と継母
サバイバル〜生みつづけること
新しい自伝〜ポストコロニアリズムとフェミニズム
作家を取り巻く環境〜トロント大学とノースロップ・フライ
一面だけの現実〜リアリズムの問題
毒/薬の作り方と利用法
契約はキャンセルにして〜ジャンル
パロディ〜パリンプセスト
発話行為〜視点の問題
脱皮する蛇のように〜メタフィクション
気がつけば同居人(吸血鬼)
敵は内部にあり〜越境者であること
カナダのレンズを通した辺境のゴシック
語りつづけるシェへラザード
絞首刑執行人(ハングマン)と結婚しよう!
声を聴くこと
自分との不一致〜過去の解釈から立ち上る「わたし」
触れるという魔術〜感情の領域
犠牲者の物語はエコシステムのなか〜死につつあるウィルダネス
共同体と自我の消失点
過去との交渉
II インタビュー
インタビュー1 作品と現実との接点 [聞き手]本書執筆者一同
インタビュー2 未来へのまなざし [聞き手]本書執筆者一同
インタビュー3 ライフ・アフター・マン……SFと科学 [聞き手]エリナ・ケイス/マギー・マクドナルド
III 作家経歴
IV アトウッドを読むためのキーコンセプト
I パワー・ポリティクス
パワー・ポリティクス(力の政治学)/サークル・ゲーム
ダブル(ツウィン/二重人格/双子)/カニバリズム
身体/暴力/いじめ/トラウマ(心的損傷)
ラプンツェル症候群/母と娘/コスチューム
II 「語り」のアート&フレイム
「語り」/「物語」/神話・おとぎ話 /記憶/自伝/歴史
パリンプセスト/メタフィクション/キルト/ゴシック・ロマンス/鏡
III 背景・思想
カナダ/ポストコロニアリズム(ポスト植民地主義)/フェミニズム
サバイバル/ニュー・サイエンス/文明批判/自然/ウィルダネス(荒野)
ウェンディゴ(人食い巨人)/シャーマニズム/ポストモダニズム
V-1 アトウッドの作品を読む
『食べられる女』〜「拒食」という名の自己表現
『浮かびあがる』〜〈はだか〉になった巫女
『レディ・オラクル』〜〈アンチ・ゴシック〉という名のパロディ
『ライフ・ビフォア・マン』〜遠い場の記憶
『ボディリー・ハーム』〜記憶の呪縛から脱出するラプンツェル
『侍女の物語』〜「わたしだけの部屋」のハンドメイド
映画『侍女の物語』〜昼の世界/夜の待合室
『キャッツ・アイ』〜記憶の中のブラックホール
『寝盗る女』〜未来へひらく解体新書
『またの名をグレイス』〜深紅のシャクヤクが語る歴史物語
『昏き目の暗殺者』〜螺旋状に立ち昇る「物語」の力
『オリックスとクレイク』〜新人類からの問いかけ
『ぺネロピアド』〜なぜ女中たちはつるし首にされたのか
V-2 アトウッドの作品を読む
【短編(ショート・フィクション)集】
『ダンシング・ガールズ』〜「異なるもの」とどう向き合うか
『青ひげの卵』〜「語り」の実験室
『闇の殺人ゲーム』〜テクストの殺人
『ウィルダネス・ティップス』〜現代カナダの人間模様
『モラルの混乱』〜20世紀の家族のアルバム
【アトウッドの詩について】
【ノンフィクション】
『サバィバル——現代カナダ文学入門』
『奇妙なこと——カナダ文学における悪意にみちた北部』
『死者と対話して——書くということに関する作家の一家言』
『第二の言葉』および『動く標的』
▼コラム▼
アトウッド・ペイパーズ/アトウッドの絵と本/
オペラ『侍女の物語』の夕べ/トリックスターとは?
アトウッドの童話/アトウッドと生物学史家ダナ・ハラウェイ
▼ビブリオグラフィ▼
第2章 ケベックの女性文学の起源
ケベックの古典的文学に描かれた女性像/ガブリエル・ロワ――女性作家の登場/アンヌ・エベール――「新しい女性」の誕生/マリ=クレール・ブレ――フェミニスト文学の特徴
第3章 ケベックのフェミニズムと自伝的作
ケベックの女性文学と自伝文学/フランス・テオレ――自伝的作品の創造性/マドレーヌ・ウレット=ミカラスカ――自伝文学をめぐって
第4章 ケベックの複数民族性と英系モントリオール文学/ケベックの複数民族性/英系マイノリティとモントリオール文学/マヴィス・ギャラント――多様性のモントリオール文学/ロビン・サラ――英仏文化の共生
第5章 ケベック移民と女性文学1
女性移民作家と移民のエクリチュール/アンヌ=マリ・アロンゾ――身体の不動性と作品の可動性/ナディーン・ルタイフ――エスニシティを超えて/レジーヌ・ロバ――「外側の空間」の創造性
第6章 ケベック移民と女性文学2
アジア系移民作家の登場/イン・チェン――中国系移民女性のケベック文化批評/アキ・シマザキ――他者性とエスニシティ カナダ・ケベックの女性文学を「ジェンダー」「民族の多様性」「移民」などのキーワードで読解。個性的な12人の女性作家とその作品を紹介し、ケベック女性文学史、ブックガイドともなる1冊。
タグ: カナダ文学(評論)
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