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明治の文豪徳富蘆花の形成にはたしたトルストイの影響と実際の交流について、ロシア側の資料で検証し、蘆花研究に一石を投じた比較文学論の労作。重要資料「蘆花のトルストイ夫妻宛書簡の原本」に関する論考とトルストイ受容に果たした「蘇峰とトルストイの交渉」論を増補。
1939年 宮城県に生まれる。
現在 筑波大学名誉教授。
専攻 ロシア文学、比較文学。
著作 『シベリア強制抑留の実態』(彩流社、2005年)
『独習ロシア語』(大学書林、2005年)
『徳富蘆花とトルストイ』(彩流社、2002年)
『ソ連邦崩壊と文学』(彩流社 、1999年)
『バフチンを読む』(編著、NHKブックス(日本放送出版協会)、1997年)
『ソ連社会の行方 ペレストロイカの残したもの』(彩流社、1991年)
『ペレストロイカの文学 現代ソビエトの文学闘争』(彩流社、1990年)
『ロシア語会話練習帳』(L.ゴルボフスカヤとの共編、大学書林、1989年)
『ロシア語分類語彙集』(山田恒との共編、大学書林、1981年)
『ロシア語基本文1000』(ゾーヤ・オーコニとの共著、大学書林、1979年)他。
はじめに
第一章 近代文学黎明期のトルストイ移入と徳富蘆花
第二章 明治二十年代後半の蘆花のトルストイ受容
——主に彼の著書『トルストイ』を中心として
第三章 徳富蘆花とトルストイの自然描写
第四章 蘆花の「黒潮」とロシア文学
第五章 徳富蘆花におけるトルストイの影響
——トルストイ訪問前後の不分明部分について
第六章 トルストイ訪問後の蘆花の諸論述
第七章 『みみずのたはこと』における蘆花とトルストイ
第八章 大正期の蘆花とトルストイ
第九章 むすび
[増補1]徳富蘆花のトルストイ夫妻宛書簡の原本
一 はじめに
二 トルストイ宛の最初の書簡
三 トルストイ夫妻への礼状
四 老師の病気見舞いの手紙
五 トルストイ夫人への手紙
六 むすび
[増補2]徳富蘇峰とトルストイの交渉
一 はじめに
二 トルストイを知る
三 トルストイ訪問
四 蘇峰とトルストイの議論
五 蘇峰とトルストイの思想および宗教観の近似性
六 蘇峰のトルストイ宛の書簡
七 むすび
参考文献
あとがき
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