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「全共闘オヤジ批判」に答える書! これまで語られることのなかった、全国初の〈中大学生会館自主管理・学費値上げ白紙撤回>連続勝利の謎を年代記風に解明し、全共闘世代が抱えた自立思想と魅力ある闘いの方法論を明かす。
愛媛県宇和島市生まれ、東京都日野市在住。1970年に『蒼氓の叛旗』(現代思潮社)がベストセラー。その後、駿台予備学校講師を務め『論文教室生中継〜法学系』(駿台文庫)が評判になる。歴史物には『新選組 多摩党の虚実』(彩流社)、『兎の耳—もう一つの伊達騒動』(松山、創風社出版)などがある。 著作一覧・・・『新選組多摩党の虚実』(彩流社、2004年)『全共闘30年—時代に反逆した者たちの証言』(荒 岱介・鈴木 正文・藤本 敏夫・神津 陽 共著、実践社、1998)『論文教室生中継 法学系』(駿台文庫、1991年)『兎の耳』(創風社出版、1988年)『大衆的知識人の時代』(彩流社、1985年)『ブンカの傾向と対策』(知人館、1984年)『蒼氓の叛旗』(現代思潮社、1970年(新社版2004年))ほか多数。
ホームページ 神津陽塾 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/tymmy/
法政大学は、ヘンな大学である。
学生運動が、二〇〇九年現在も、まだ持続している。
新聞やテレビでも少しは報道されているので、知っている読者もあるかもしれないが、二〇〇六年三月以来、法大では活動家学生と大学当局との衝突が繰り返され、現在までにのべ百名以上が逮捕される異常事態が生じている。
新聞やテレビの報道はしかし一方でアテにならないもので、それによると騒いでいるのは「中核派」という特殊な集団のメンバーとその同調者にすぎず、したがって報道を真に受けて、事実そのとおりなのだろうと思い込んでいる読者もまたあるかもしれない。
ところがそうではないのである。
たしかに運動を担っているのは、同大学の学生全体から見ればごくごく少数派の、せいぜい十数人にすぎないのだが、そしてたしかにうち七割ぐらいは中核派のメンバーなのだが、残りはいわゆる「ノンセクト・ラジカル」、つまり特定の組織に属さない“個人的過激派”の面々なのである。
と書くと今度は“事情通”めいた人々に、「中核派は法大の学生運動を長年支配している組織であるから、その“ノンセクト”の諸君とやらも、中核派の運動にいやいや付き合わされているか、それともやはりマスコミの言うように従属的な同調者たちなのだろう」といった誤解を与えてしまいそうだ。
ところがところが、まったくそうではないのである。
過去のそれも含めて、学生運動のことなどまったく知らない若い読者もあるだろうし、年配の読者もある時期以降の学生運動の状況についてはまったく知らないのがどうやら普通であるらしいから、迂遠になるが、一からいちいち説明しよう。
まず現在の状況である。
学生運動が持続している大学は、実は(?)法政大学だけではない。
おそらく全国で二十か三十ぐらいの大学に、それは二〇〇九年現在もなお存在している。ところが、知ってる人は知ってるように、そのほとんどはいわゆる新左翼党派によるものである。新左翼党派とは、主に一九五〇年代後半から一九七〇年代前半にかけて、何十コも次々と登場した“過激派”組織のことで、そのほとんどはすでに消滅してしまっているが、いくつかの組織が現在も一定の規模で存続している。中核派と革マル派がその代表格である。そして現在、学生運動が存在する二、三十の大学のほとんどはこの両派いずれかの“拠点校”であり、要するに彼らが組織的な方針として活動家を送り込み(三〇代以上の年輩活動家をわざわざ受験させ入学させたりさえする)、ムリヤリ持続させているのである。当然、一般の学生に対する影響力はほとんどない。
一方、がっちりとした組織を持たないノンセクトの活動家は、当然、そこまであからさまに〝拠点の維持〟のための組織的努力をしないので、時代状況や個別の大学の学内状況を反映して自然に増えたり減ったりする。現在ではほぼ壊滅状態と言ってよく、ノンセクトの学生運動がわずか数名規模によるものとしても一定の存在感を持って持続している大学は、全国的に見ても法政大学以外にないと言ってよい。 絓秀実推薦!!
「今、焦眉の課題は、「1968年」が、その後、どのように流出していったかを跡づけることだ。本書をもって、ようやく、その課題が果たされる。反スターリン主義を掲げる新左翼セクトの圧政からソ連邦に亡命したという真の「過激派」中川文人が、聞き手に、余りにも真摯であるがゆえにファシストを名のる「歴史家」外山恒一を得て語る本書は、荒唐無稽にして波乱万丈、深甚にして自在に歴史の表層を滑走する、急進主義の華である。」<絓秀実(文芸評論家)> 当事者の証言!!
団塊世代の学生運動史については、いままで数多の書物で語られてきたが、その後の運動、特に共産主義崩壊前後の学生運動についてはほとんど語られてこなかった…。
バブルに浮かれた時代の裏側で本当にあった革命と戦争の話。
学生運動のメッカ、法政大学の「黒ヘルのリーダー」として80年代から90年代にかけて運動を牽引した著者の回想記。これまで誰も語らなかったセクト対ノンセクトの内ゲバの実態、「共産主義崩壊」前後の運動状況がはじめて明らかになる。
タグ: 左翼
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