心の故郷をポルトガルにもとめ、その魅力にとり憑かれた著者による異色の紀行文学。パシュコアイシュなどポルトガルの代表的詩人の足跡をたどる「サウダーデの家」ほか、ポルトガルの魂の本源にせまる4篇。
(社)日本図書館協会 選定図書
1966年 愛知県生まれ
大阪芸術大学工芸学科卒(学長賞受賞)
1998年〜2001年 ポルトガル国立ポルト大学文学部、ポルトガル国立ミーニョ大学文学・人文科学院留学
現在、西海市学芸員
西海市(長崎県)は南蛮貿易港として栄えた横瀬浦を擁し、天正遣欧少年使節の一員中浦ジュリアンの出生地としても知られるポルトガルゆかりの地。地域文化行政のほか、日葡交流史にとどまらないポルトガル研究に携わる。新進実力派ファド歌手カティア・ゲレイロのコンサートを二度(2003・2004年)、「ポルトガル現代アーティスト12人によるアズレージョ展」(2004年 / 駐日ポルトガル大使館共催)、CD「西海とポルトガルをつないだヨーロッパ音楽」(2005年(財)十八銀行社会開発振興基金助成)
序 読者へ Nota ao Leitor
第1章 国境への旅 A Excursão à Fronteira——ミーニョ地方北部 ミグェル・トルガ 「国境」の舞台へ
第2章 サウダーデの家 Casa da Saudade サウダーデ、あるいはサウドジズモ
——アマランテからマラゥン山地 詩人パシュコアイシュの生家へ
第3章 巡礼 Peregrinação ガリシア・ポルトガル語叙情詩の起源へ
——サンティアーゴ・デ・コンポシュテーラ
第4章 黄昏 Crepúsculo
——リスボン国立古美術館 聖ヴィセンテの多翼祭壇画
あとがき
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