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リベラリズムは死んだのか?
サッチャー、レーガン、ジョージ・W・ブッシュ政権……米英の政治経済から「自由主義」を検討、保守的自由主義が全盛を迎えるなか、「リベラリズム」の動向を見据える。
早稲田大学政治経済学部卒業。恵泉女学園大学人間社会学部助教授。著書に『英米文化の光と影』(2001年、共著、彩流社)などがある。
東京外国語大学欧米第一課程卒業。恵泉女学園大学名誉教授。著書に『宗教に揺れるアメリカ 民主政治の背後にあるもの』(2002年、日本評論社)、『9.11以後のアメリカ政治と宗教』(2004年、梨の木舎)が、訳書に『汝の敵を愛せよ』(M.Lキング著、新教出版社、1965)ほかがある。
▼第1章 古典的自由主義とケインズ主義——恐慌概念の有無が大きな差異
1 市場メカニズム重視の古典的自由主義
アダム・スミスの経済観
古典派理論の特徴
古典派の不況観を支えた「セイの法則」
2 政府に公共的な役割を要請したケインズ理論
『一般理論』の要旨
ケインズ経済学の特徴(1)
ケインズ経済学の特徴(2)
ケインズ経済学の政策への応用
ケインズが政府に要請したもの
▼第2章 新自由主義とその政策への応用——自由放任と政府の活動範囲の制限
1 「小さな政府」唱える新自由主義
ケインズ主義批判で知られるハイエクとフリードマン
ケインズ主義批判の類型化と新自由主義の特徴
ケインズは反自由主義者か
2 レーガンとサッチャーの「壮大なる実験」
レーガンの経済・財政政策
レーガノミクスがもたらしたもの
サッチャーの経済・財政政策
サッチャー政策に対する評価
新自由主義政策の「光」と「陰」
▼第3章 ジョージ・W・ブッシュ政権の経済・財政政策の特質——経済的自由主義の視点から
1 総花的で大規模な減税政策
ブッシュの基本姿勢と2001年大型減税
1.35兆ドル減税の成立
大型景気の終焉と減税の継続
2003年減税は短期の景気刺激が目的
2 問題の多いそのほかの国内政策
国防支出の拡大は既定の路線
メディケア改革の主眼
メディケア改革後の懸念は大きい
3 ブッシュの国内政策の評価
減税に関する新自由主義とケインズ主義の相違
ブッシュ減税は「新自由主義を装ったケインズ的政策」
早期から再選を意識した景気刺激型経済政策
メディケア改革も巧妙で重要な再選対策
膨大な財政赤字の持続か実質増税か
▼第4章 コンセンサス政治の盛衰と変容——20世紀米英両国の自由主義政治
1 福祉国家をめぐる合意形成
東西冷戦激化で打撃も
リベラリズムの行き過ぎで衰退へ
新たなコンセンサスへの契機に
2 「ニュー・デモクラット」と「ニュー・レーバー」
民主党指導者評議会を立ち上げ
ブッシュ国際主義の問題性
自由主義政治を損なう動き
▼第5章 苦戦する政教分離擁護陣営——調和主義派との激しい争い
1 保守化した米連邦最高裁
あいまいな憲法の規定
リベラルだった両長官時代
レーンキスト長官の威令低下も
2 政治的変化もたらした自由人権協会
主流各教会の影響力減退
リベラル派の活動再開も
問題抱える各関係団体
3 宗教色の濃い2004年大統領選挙
憲法軽視した選挙運動
カトリック聖職者らの批判
米国より弱い英国の活動
▼第6章 既成の政治に代わるもの?——市民レヴェルの自由主義支持運動
1 草の根活動の活発化・組織化すすむ
投票率低落の背後で
公民権運動からさまざまな影響
2 「ピープル・フォー」の事例研究
言論・表現・学習の自由を擁護
祈りの問題からヴァウチャー制度へ
法案の成立促進と通過阻止
長期的活動へ体制固め
宗教問題で軌道修正
▼第7章 再び発言し始めたリベラル派知識人たち——「死んだように見えるだけ」
1 「進歩的愛国主義プログラム」
最も組織的な活動
国際ルール守って強権自制
2 多様な集団や個人がブッシュ批判
「市民的自由保障は神話」
「帝国主義の新時代」
政治的組織化が今後の課題
▼第2章 新自由主義とその政策への応用——自由放任と政府の活動範囲の制限
1 「小さな政府」唱える新自由主義
ケインズ主義批判で知られるハイエクとフリードマン
ケインズ主義批判の類型化と新自由主義の特徴
ケインズは反自由主義者か
2 レーガンとサッチャーの「壮大なる実験」
レーガンの経済・財政政策
レーガノミクスがもたらしたもの
サッチャーの経済・財政政策
サッチャー政策に対する評価
新自由主義政策の「光」と「陰」
▼第3章 ジョージ・W・ブッシュ政権の経済・財政政策の特質——経済的自由主義の視点から
1 総花的で大規模な減税政策
ブッシュの基本姿勢と2001年大型減税
1.35兆ドル減税の成立
大型景気の終焉と減税の継続
2003年減税は短期の景気刺激が目的
2 問題の多いそのほかの国内政策
国防支出の拡大は既定の路線
メディケア改革の主眼
メディケア改革後の懸念は大きい
3 ブッシュの国内政策の評価
減税に関する新自由主義とケインズ主義の相違
ブッシュ減税は「新自由主義を装ったケインズ的政策」
早期から再選を意識した景気刺激型経済政策
メディケア改革も巧妙で重要な再選対策
膨大な財政赤字の持続か実質増税か
▼第4章 コンセンサス政治の盛衰と変容——20世紀米英両国の自由主義政治
1 福祉国家をめぐる合意形成
東西冷戦激化で打撃も
リベラリズムの行き過ぎで衰退へ
新たなコンセンサスへの契機に
2 「ニュー・デモクラット」と「ニュー・レーバー」
民主党指導者評議会を立ち上げ
ブッシュ国際主義の問題性
自由主義政治を損なう動き
▼第5章 苦戦する政教分離擁護陣営——調和主義派との激しい争い
1 保守化した米連邦最高裁
あいまいな憲法の規定
リベラルだった両長官時代
レーンキスト長官の威令低下も
2 政治的変化もたらした自由人権協会
主流各教会の影響力減退
リベラル派の活動再開も
問題抱える各関係団体
3 宗教色の濃い2004年大統領選挙
憲法軽視した選挙運動
カトリック聖職者らの批判
米国より弱い英国の活動
▼第6章 既成の政治に代わるもの?——市民レヴェルの自由主義支持運動
1 草の根活動の活発化・組織化すすむ
投票率低落の背後で
公民権運動からさまざまな影響
2 「ピープル・フォー」の事例研究
言論・表現・学習の自由を擁護
祈りの問題からヴァウチャー制度へ
法案の成立促進と通過阻止
長期的活動へ体制固め
宗教問題で軌道修正
▼第7章 再び発言し始めたリベラル派知識人たち——「死んだように見えるだけ」
1 「進歩的愛国主義プログラム」
最も組織的な活動
国際ルール守って強権自制
2 多様な集団や個人がブッシュ批判
「市民的自由保障は神話」
「帝国主義の新時代」
政治的組織化が今後の課題 リベラリズムは死んだのか?
サッチャー、レーガン、ジョージ・W・ブッシュ政権……米英の政治経済から「自由主義」を検討、保守的自由主義が全盛を迎えるなか、「リベラリズム」の動向を見据える。
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