哲学者20人が時空を超えて重要問題を徹底論議
★ワシダ教授が古今の大哲学者20人を招いて開く、哲学議論の紙上饗宴。
★イラストの絵解きがつき、それぞれの哲学の核心がいっきにわかる1冊。
★ワシダ教授が古今の大哲学者20人を招いて開く、哲学議論の紙上饗宴。
★イラストの絵解きがつき、それぞれの哲学の核心がいっきにわかる1冊。
北海道札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。大阪大学大学院文学研究科哲学・哲学史専攻博士課程終了。三重短期大学教授を経て、現在、札幌大学教授。哲学・倫理学を担当。評論活動、エッセイ、人生書等の執筆も精力的に行なっている。著書彩流社刊『鷲田小彌太《人間哲学》コレクション』(既刊7巻)ほか多数。
東京生まれ。和光大学卒。イラストレーター。イラストを提供した作品に、『心をケアする仕事がしたい!』シリーズ(彩流社)など多数。
★討議する問題=神は存在するか/世界の認識/理想の社会/「わたし」とは何者/哲学とは……ブックガイドも充実
【登場する20人】
●プラトン●アリストテレス●エピクロス●アウグスチヌス●トマス・アクィナス●デカルト●スピノザ●ライプニツ●ルソー●ヒューム●カント●ヘーゲル●キルケゴール●マルクス●ニーチェ●ソシュール●ハイデガー●レヴィ=ストロース●アルチュセール●廣松渉
序章 ウィリアムズの二つの「死」
(1)ウィリアムズの死
(2)ウィリアムズをめぐる幾つかの誤解
(3)ウィリアムズの「全体性」
第一章 ウィリアムズと人民戦線
第一節 一九三〇年代とウィリアムズ
(1)「赤い日々」――一九三〇年代のイギリス
(2)ウィリアムズの一九三〇年代
(3)一九三〇年代との訣別
第二節 文化運動の再生
(1)社会批評としての「文化」
(2)リーヴィスの「実践批評」と成人教育
(3)再び暗闇の中へ――文化運動の挫折
第二章 孤立から「結びつき」へ
第一節 「文化」の探究
(1)歴史の中の言葉
(2)「感情の構造」と上演という「経験」
(3)『文化と社会』の誕生
(4)「共通文化」と労働者階級
(5)ウィリアムズとニューレフト運動
(6)「結びつき」を取り戻すために
第二節 ニューレフト運動という「結びつき」
(1)社会主義の再生に向かって
(2)「消費」社会批判――ニューレフトの政治経済学
(3)『長い革命』――「文化」のための理論
(4)コミュニケーションの支配
(5)関係のための闘争
(6)「長い革命」を目指して
第三章 悲劇と革命
第一節 「われわれの悲劇」としての革命
(1)ケンブリッジの悲劇論
(2)リベラル悲劇の終焉
(3)『近代の悲劇』のパラドックス
(4)悲劇から革命へ
(5)「長い革命」の中の悲劇
第二節 イギリス革命の可能性
(1)一九六〇年代の「危機」とウィルソン政権
(2)道徳的批判の価値――ネアン、アンダーソンへの応答
(3)労働党との訣別
(4)新たな運動の創出
(5)「新たな帝国主義」への対抗
(6)イギリスの「一九六八」
第四章 文学研究から文化研究へ
第一節 ケンブリッジの「英文学」批判
(1)イングランドの「疎外」
(2)もう一つの「偉大な伝統」――『イングランドの小説』
(3)「ボーダーカントリー」の小説家たち――「可知の共同体」をめぐって
(4)「分かれ道」の英文学
第二節 『田舎と都会』の弁証法
(1)牧歌と反牧歌
(2)生産物としての文学
(3)人間と自然へのまなざし
(4)「都市」と「田舎」のグローバリゼーション
(5)幾つもの分断を越えて
第五章 文化的唯物論の構築
第一節 ウィリアムズとマルクス主義
(1)一九七〇年代の労働運動・社会運動
(2)「西欧マルクス主義」とイーグルトンのウィリアムズ批判
(3)「あんたマルクス主義者なんだろ?」 ――批判への応答
(4)マルクス主義から文化的唯物論へ
第二節 文化的唯物論の構成
(1)「生産」――マルクス主義の再考
(2)「文化」――社会思想史としての概念史
(3)「言語」――「意味作用」という実践
(4)「記号」――言語の唯物論のために
(5)「ヘゲモニー」――文化的支配の見取り図
(6)「文学」――イングランド「ブルジョワ文化」の「編成」
(7)「批評」――「消費」のための理論
(8)「社会学」――「生産」と「実践」のための理論
(9)「技術」――コミュニケーションの生産手段
(10)「規定」――新たな実践の可能性
第六章 オルタナティブな未来のデザイン
第一節 労働運動の未来と「反資本主義」
(1)労働運動の「前進」
(2)サッチャリズムの台頭
(3)労働党の危機
(4)「運動」としての労働運動 」
(5)社会主義の再検討
(6)資本主義へのオルタナティブ
第二節 未来のための資源
(1)未来の喪失
(2)今とは違う未来のために
(3)ウィリアムズの死の後で
(4)カルチュラル・スタディーズと批判精神のゆくえ
(5)グローバル権力に抗して――「長い革命」というプロジェクト
終 章 批判としての全体性――階級・文化・民主主義
(1)文化と民主主義の間で
(2)「文化」における「階級」の経験
(3)「教育に基づく参加型の民主主義」
(4)新たな文化のための民主主義 (社)日本図書館協会 選定図書 「文化」という言葉が孕む根源的な矛盾を明らかにし、その分断克服の道を追究!
イーグルトンによって「世界的精神」の持ち主といわれた、20世紀イギリスを代表する思想家の歩みを克明に綴る本邦初の試み。
「レイモンド・ウィリアムズ(Raymond Williams 1921-1988)は、ウェールズ出身の文化研究者であり、20世紀のイギリスを代表する思想家として、英米圏を中心に、多大な影響力を今も発揮している存在である。日本ではこれまで余り注目を浴びておらず、現在ではカルチュラル・スタディーズの創設者として、もしくは著名な文芸批評家テリー・イーグルトンの師として、わずかにその名を知られている程度であるが、広大な視野の下に行われた、領域横断的で多彩な文化研究の数々は、独創性を持った、それ自身として非常に重要で注目に値するものである。」(著者の一言)
邦訳書に『モダニズムの政治学 ―新順応主義者たちへの対抗』(加藤洋介訳、九州大学出版会、2010年)、『文化と社会―1780‐1950 (ミネルヴァ・アーカイブズ)』(若松繁信・長谷川光昭訳、ミネルヴァ書房、2008年)、『完訳 キーワード辞典』(椎名美智・越智博美・武田ちあき・松井優子 訳、2002年)、『田舎と都会』(山本和平他訳、晶文社、1985年)、『文化とは』(小池民男訳、晶文社、1985年)、『長い革命』(若松繁信訳、ミネルヴァ書房、1983年)、『キイワード辞典』(岡崎康一訳、晶文社、1980年)、『辺境』(小野寺健訳、講談社、1972年)、『コミュニケーション』(立原宏要訳、合同出版、1969年)などがある。
タグ: イギリス文学(評論), 思想・哲学
トラックバックURI
コメント / トラックバックはありません |コメントを見る/コメントする
コメントをどうぞ