オランダと海国日本の黎明東西海上交流の起源

東西海上交流の起源 オランダと海国日本の黎明

小暮 実徳 著
四六判 / 225ページ / 並製
定価:2,400円 + 税
ISBN978-4-7791-2289-7 C0020
奥付の初版発行年月:2017年02月 / 書店発売日:2017年02月13日
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内容紹介

海国日本の黎明期における蘭学とオランダ海軍の影響は?

 ポルトガル・スペインによって西洋への目を開かされた
日本は、キリスト教の布教にこだわる両国から、
交易に目を向けるヨーロッパの新興国オランダとの
交流を深めた。
ではなぜヨーロッパ人はアジアに向かったのであろうか?

 16世紀後半に遠洋航海の技術を向上させたオランダは
アジアに目を向け、オランダ東インド会社の成功を基点に
ヨーロッパの海上大国に躍り出ることで、
東西貿易のネットワークを築き上げた。
 長崎の出島を拠点にしたオランダとの交流は、
〝海国日本〟への道を開く航海術と海軍創設の礎でもあった。

著者プロフィール

小暮 実徳(コグレ ミノリ)

こぐれ みのり
1969年生まれ。明治大学大学院博士課程
単位取得退学。ライデン大学留学、
同大学人文学博士号取得。
著書:
『幕末期のオランダ対日外交政策
─「国家的名声と実益」への挑戦』
(彩流社、2015)
訳書:
シェイス著『オランダ日本開国論』
(雄松堂、2004)など。

目次

【主な収録内容】

第一部 なぜヨーロッパ人はアジアへ向かったのか

 はじめに

 第一章 東西交流の端緒
──スペイン・ポルトガルの海外進出

 第二章 オランダ人の世界展開への前提
──西ヨーロッパ沿岸貿易の支配

 第三章 オランダ遠洋航海の前提
──ヨーロッパの海上大国へ

 第四章 オランダのアジア進出

 第五章 オランダ対アジア政策の実態
──オランダ対日貿易の始まりと展開

第二部 近代日本の黎明期におけるヨーロッパ人の影響

──シェイス著『オランダ日本開国論』付属資料II
「オランダ海軍日本分遣隊の歴史」からの考察

・開国後の幕府による日本海軍創設への意図
──肥前公・長崎奉行による軍艦要請

・海軍創設に不可欠な学術分野、
オランダ政府協力への諸条件

・日本側の操舵術・対価返送品・オランダ人員待遇への
詳細な要求に対するオランダ商館長回答

・船の清算方法・対価商品への細かい規定

・ファビウス海軍中佐による予備伝習

・海軍創設への必要要件への提言

・オランダ人教育者への条件とその資質の重要性、
更には教育上のオランダ語の必要性

・戦艦注文の支払い方法に関し必要な
報告書への最終回答

・スンビン号献上・蒸気船建造着手に関する
オランダ本国植民省の見解

・オランダ海軍分遣隊実態の理解に
重要な史料1〜3

・長崎海軍伝習所における教育の実態

・日本人伝習生による巡航訓練と江戸航海の成功

・第二次オランダ海軍分遣隊による教育実態

・長崎海軍伝習所における教育の充実

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