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『神聖代』英語版が刊行されました!

このたび、待望久しい荒巻義雄先生の代表作『神聖代』の英語版がUniversity of Minnesota Pressより刊行されました。「The Sacred Era」。翻訳はBaryon Posadas氏。解説は、巽孝之先生です。英訳の底本には、彩流社から刊行されました「定本 荒巻義雄メタSF全集」の第6巻『神聖代』が使用されてい ます。作者自身が細かな箇所を全集のためにアップデートして「定本」としたので、底本とするのは相応しかったと思います。アメリカのマーケットを意識した装画になっているようで、背表紙から表4に絵が続いているので全体像が分かるような写真も撮ってみました(笑)。
これを機に、荒巻ワールドがさらなる広がりを見せることを祈念しています。
そういえば、全集のこの巻のこと、改めて。『神聖代』の元となった「種子よ」も併録されており、解説は徳間の旧版掲載の筒井康隆氏の解説を再録の許諾を頂 き、さらに、書き下ろし解説を安藤礼二氏にいただきました。とくに安藤氏の解説「意識と宇宙が発生してくる起源の場所へ」は、マラルメの「イジチュール」 を援用しながら展開する荒巻論で、荒巻先生ご自身も感心していましたし、この巻が出来 た直後にたまたまお会いした高山宏先生なども、僕の顔を見るなり「今度のあの安藤礼二の解説、すばらしいね」とおっしゃっていました(いったい、いつ読ん でいたんだ??)。帯文は、難波弘之氏が寄せて下さいました。月報には、増田まもる氏、安田圭一氏。

さて、今回の巽先生の英文による解説を拝読すると、その3頁目に、このような記述があります。
…In 1988, Aramaki published a sequel, Sei Shutefan Jiin no Kane no ne wa (Listen to the bells of Saint Stephen’s Cathedral), the second book in a projected and highly anticipated trilogy, whose final novel, tentatively titled “Mohaya uchu wa meikyu no kagami no youni” (Space Considered as a Mirror Maze), the author says will be completed and published by 2018.
!!!
実は、すでに再三荒巻先生が公言していたように、『白き日旅立てば不死』『聖シュテファン寺院の鐘の音は』の続編にして三部作の最終巻として死後発表予定 だった『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』が、今年の夏に刊行が予定されています。この『神聖代』の英訳の到着を待つかのように彩流社HPでも新刊案内の情 報をアップしました!
新作の情報はいずれ詳細をお伝えしたいと思いますが、まずは、英語圏でも荒巻ワールドが広がることを改めて祈念しております。
また、こうして英語圏に広がるためにご尽力されている巽孝之先生には、改めて頭がさがる思いです。
(編集部 高梨治)※個人のfacebookからの転載で申し訳ございません。

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