エドワード朝の視覚的表象と女性像イギリス女性参政権運動とプロパガンダ

イギリス女性参政権運動とプロパガンダ エドワード朝の視覚的表象と女性像

佐藤 繭香 著
四六判 / 269ページ / 上製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2283-5 C0022
奥付の初版発行年月:2017年01月 / 書店発売日:2017年01月30日
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内容紹介

イギリス女性参政権運動は
「戦闘的行為(ミリタンシー)」だけではない──

女性参政権運動の歴史のなかで、
視覚的なプロパガンダが多用されたエドワード朝(1901-10)。

各女性参政権組織は、バナー行進、演劇、バザー、ポスター等、
色彩に溢れた「女性らしさ」を通して、大衆に訴えかけた。

労働運動、社会主義運動、アーツ・アンド・クラフツ運動を取り込んだ
視覚的プロパガンダの展開とともに、
女性参政権運動で使用された「働く女性の表象」に注目する。


◉イギリス女性参政権運動を描いた
傑作映画『未来を花束にして
(出演:キャリー・マリガン、メリル・ストリープ、
ヘレナ・ボナム=カーター、ベン・ウィショー)
2017年1月27日(金)TOHOシネマズ シャンテほか
全国ロードショー!!

◉今回の本にこの映画の宣伝帯がつきます!

前書きなど

◉『週刊 読書人』第3182号 2017年01月20日
『未来を花束にして』(原題「サフラジェット」)ヘレン・パンクハースト氏(エメリン・パンクハーストの曾孫)来日インタビュー【インタビュアー/佐藤繭香】

◉書評……週刊金曜日/石井千湖氏(2017年2月24日/1125号)

版元から一言

◉編集担当が映画『未来を花束にして』を観ました◉

ずっと心が揺さぶられています!

本書は、主人公のサフラジェットたちが置かれていた状況や
当時の時代背景がよくわかる内容で、
映画の世界を追体験できます!

映画を観たら、ぜひとも読んでいただきたい
オススメの1冊です!!

著者プロフィール

佐藤 繭香(サトウ マユカ)

さとう・まゆか
麗澤大学外国語学部准教授。
専門:近現代イギリス史、女性参政権運動史。
【著書】『欲ばりな女たち──近現代イギリス女性史論集』
(共編著、彩流社、2013)。

目次

◉目次内容◉

はじめに
  大衆的な運動を目指した女性参政権運動
  女性参政権運動史
  女性史・ジェンダー史・表象研究
  本書の構成

第1章 イギリス女性参政権運動の大衆化への試み
1 十九世紀の女性参政権運動
2 二十世紀の女性参政権運動
  ミリタンシーの始まり
  「馬鹿げた」ミリタンシー!?
  女性自由連盟(WFL)の動き

第2章 大義のための行進
1 フェミニストは醜い!?
2 「行進せよ。女性たちよ、行進せよ!」──WSPUの行進
  色彩計画──三色(紫・白・緑)の意味
  「女性らしさ」から「規律」へ──変化の意味
3 NUWSSの行進──ヒロインたちをバナーに
4 力をあわせて──「女性戴冠行進」

第3章 思想の商品化──バザーと博覧会の融合
1 バザーとは何か
2 開催の目的──「展示による政治」と資金集め
3 会場装飾──アーツ・アンド・クラフツ運動の影響
4 商品──消費者としての女性をターゲットとして
5 プロパガンダとしての娯楽
6 「女性の王国」博覧会

第4章 行動する女優たち──女優参政権同盟(AFL)の活動
1 花開く劇場文化
2 演劇とプロパガンダ
3 AFLの設立
4 AFLの芝居と公演活動
5 イースト・エンドでの活動──演劇公演から映画制作まで
6 AFLの内部分裂

第5章 働く女性(ワーキング・ウィメン)の表象
1 芝居の中の「働く女性」
2 行進の中の「働く女性」
3 労働者階級出身の女性参政権活動家の語り
4 労働運動と女性参政権運動
  炭坑婦たちと女性参政権運動
  働く女性たちの芸術化
  WSPUによるイースト・エンドの活動
  参政権獲得に向けての動き──NUWSSと労働党

おわりに
  第一次世界大戦と戦争協力
  女性参政権運動と国民代表法

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