3・11後の人びと鎮魂と抗い

鎮魂と抗い 3・11後の人びと

山本 宗補 文・写真
A5判 / 200ページ / 並製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1818-0 C0036
奥付の初版発行年月:2012年09月 / 書店発売日:2012年09月14日
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内容紹介

もはや人の力ではどうしようもない環境で、歯を食いしばるように必死に生きている人びと、
原発事故に抗って生きる人びとの記録
【警戒区域の写真も多数】

●本書は一人のフォトジャーナリストが大津波被災地と福島原発事故による計り知れない被害を取材し、写真の持つ力と写真では伝わらない情報を本文で補うフォトルポルタージュである。忘れてはならない、忘れ去られてはならない未曾有の出来事を、記憶に刻みつけたいと願う筆者の途中経過報告である。

●悲しみと鎮魂の大地の圧倒的な写真群。家族を失った被災者三人の三様の心のヒダ。
●膨大な死者行方不明者の鎮魂と供養に取り組む僧侶三人の、仏教者としての感性、それぞれの取り組み。(鎮魂1)小原宗鑑、岩手県盛岡市。(鎮魂2)佐々井秀嶺、岡山県出身インド在住。(鎮魂3)高橋英悟、岩手県大槌町。
●立入禁止区域(警戒区域)30ページにもわたる写真群が伝える、大手メディアが伝えない原発事故の深刻な実態。
●目に見えない放射線に抗い、東電や国に敢然と立ち向かう福島の「個」の生き様を伝える6本のフォトストーリー。
(抗う1)原発から14kmの浪江町で生活しながら、牛の殺処分を拒否し300頭の牛を生かし、生かす意味を問い続ける吉沢正己。
(抗う2)家も土地も失い避難生活を送りながら、脱原発を公約に大熊町長選を闘い、中間貯蔵施設受け入れの署名活動を展開する木幡仁・ますみ夫妻。
(抗う3)原発から12kmの富岡町の自宅に留まり、生き物に対する人一倍の愛情でペットを助け、放れ牛を生かす松村直登。
(抗う4)全村避難となり、牛も農地も、村落共同体の絆も失った怒りと悲しみを、メディア不信から自ら全国各地で訴える飯舘村の酪農家・長谷川健一。
(抗う5)国も県も取り組まない福島市の除染と汚染土の仮置き場を引き受け、ボランティアを続ける住職の阿部光裕。
(抗う6)祖父の代から受け継ぐ酪農を廃止寸前に踏みとどまり、放射性セシウムを減らすため、自家製のエサ作りに孤軍奮闘する南相馬市の酪農家・瀧澤昇司。

●「中通り」の子どもを持つ親たちの不安と抵抗。福島県民の広島入市被曝体験と長崎入市被曝体験。「原爆写真家」と呼ばれた福島菊次郎の福島取材。原子力発電所導入のきっかけとなったビキニ事件被爆者・大石又七の訴え。

●(抗う7)新宿で、福島で、官邸前で、代々木で、杉並で大きなうねりとなって広がる「脱原発」を求める人びとの、主権在民の意思表示を10数ページで紹介。
(敬称略)

版元から一言

◎紹介されました!(掲載情報についてはコチラ

著者プロフィール

山本 宗補(ヤマモト ムネスケ)

やまもと・むねすけ
1953年、長野県生まれ。フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
(JVJA)会員。85年からフィリピン、88年からビルマ(ミャンマー)軍事政権下の
少数民族や民主化闘争を取材。日本国内では「老い」と「戦争の記憶」のテーマで取材。
3・11の翌日12日から福島に入り、13日には双葉町の放射能汚染の実情を伝えた。
その後も原発事故と大津波の被災地に通い続ける。
主著『3・11 メルトダウン  大津波と核汚染の現場から』(凱風社、共著)、
『TSUNAMI 3・11―東日本大震災記録写真集』(第三書館、共著)、
『また、あした 日本列島 老いの風景』(アートン)、
『世界の戦場から : フィリピン 最底辺を生きる』(岩波書店)、
『ビルマの大いなる幻影』(社会評論社)、『見えないアジアを歩く』(三一書房、共著)、
『「戦地」に生きる人々』(集英社新書、共著)ほか多数。

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